近年、ワイン生産地として人気が高いニュージーランド。
ワイン作りの歴史はまだ浅い国なのですが、
クオリティーの高さとコストパフォーマンスの良さで
世界中から注目が集まっています
今回は、そんなニュージーランド産のなかでも有名な
白ワインの特徴をご紹介していきます。
◎品種は、『ソーヴィニヨン・ブラン』が主流。
ソーヴィニヨン・ブランとはフランス語で「野生の白」って意味です。
◎トロピカルフルーツやパッションフルーツを思わせるような
豊潤な香りと、爽やかさをあわせ持つ。
後味には少しピリッとするような辛口な味わいが特徴。
ニュージーランドの白ワインの品種について
ニュージーランドで扱われている、
代表的なブドウの品種を見ていきましょう。
◎ソーヴィニヨン・ブラン
前述の通り、ニュージーランドで最もポピュラーな品種です
その人気は、ニュージーランドで生産される、
ワイン全体の66%を占めるほどです。
パッションフルーツを思わせるフルーティーさ、
オリーブやハーブのような爽やかな香り、
辛口な味わいが特徴です。
◎シャルドネ
他のブドウの品種に比べると、
外的要因の影響を非常に受けやすい品種です。
例えば、その土地の気候や土壌、
地形の違いによって、味や香りが大きく変化します。
そのなかでも、ニュージーランドでは
ホークス・ベイという生産地が有名です。
グレープフルーツを思わせる香りと
キリッとした強い酸味を持つワインが生産されています。
ちなみに、ニュージーランド産の赤ワインでは
カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローなどの
有名な品種の人気が高いです。
ニュージーランドにおけるワイン生産の歴史と産地
ニュージーランドは世界的に見ると
非常に新しい産地のひとつです。
ワイン生産量は、
『白ワイン:赤ワイン=6:1』の比率だと
言われています。
やはり、人気のソーヴィニヨン・ブランが
白ワイン生産量を牽引しているようですね。
初めてソーヴィニヨン・ブランが作られたのは1980年代。
その後、1990年の後半からは
ピノ・ノワールを使用したワインが生産されており、
現在のニュージーランドワイン人気につながっています。
また、ニュージーランドワインの産地ですが、
「北島」と「南島」のどちらでも生産されており、
島内幅広い地域で生産されています。
北南に長いニュージーランドでは、
どの生産地で作られるかによって、
生まれるワインの特長も異なってきます
いくつか代表的な産地をあげると、
◎ノースランド
ニュージーランドの最北端にある生産地で、
亜熱帯気候で湿度が高いのが特徴です。
主にシャルドネや、ピノタージュを生産しています。
◎オークランド
北島の北部に位置しており、
温暖で気温が高いのが特徴です。
赤ワインが有名で、フランスのボルドーのようなワインや、
シラーを使用した赤ワインを生産しています。
◎マールボロ
南島の北部で、「ニュージーランドワインといえばここ!」と
言われるほどの名産地です。
国内最大級のブドウ栽培面積があり、
そのほとんどでソーヴィニヨン・ブランを栽培しています。
まとめ
以上がニュージーランド産の
白ワインについての説明でした。
ですがやはり、ワインをよく知るためには
「自分でワインを飲んで、舌で感じて、味わうこと」
それが1番でしょうか。
「百聞は一見に如かず」ですね。
ですが、なにも知らずにワインを楽しむよりは
少しでも知識を持っていた方が、
「こういう味わいって言ってたな・・・」
「この品種、こんな特徴だったな・・・」
というように、楽しめる幅が広がるかもしれませんね。
もしレストランやバーに行く機会があり、
ワインソムリエの方がいらっしゃれば、
ぜひ少しお話を聞いてみてください。
まだまだあなたの知らない『ワインの世界』を
きっと楽しく教えてくれるはずです。
ちなみに、私がソムリエの方から聞いた話なのですが、
ニュージーランド産のワインは、
味だけではなく、ボトルにも特徴があるそうです。
ニュージーランドで作られるボトルワインの
99%以上に、『スクリューキャップ』が採用されていて、
基本的に、いつでもどこでも
ワインオープナーなしで楽しむことができるそう。
例えば、ワインオープナーがあるかどうか分からないとき、
友達のお宅にお邪魔するときの手土産などに
ぴったりかもしれませんね。
あなたもぜひ、
素敵なニュージーランド産の白ワインを
見つけてみてください!