クルードラゴン 打ち上げ

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野口さん搭乗のクルードラゴンが11月打ち上げへ

日本人宇宙飛行士野口聡一さんが搭乗予定の宇宙船
「クルードラゴン」が宇宙に旅立ちます。

日本時間2020年11月15日9時49分に、アメリカ・ケネディ宇宙
センターから発射される予定です。

搭乗者は、野口さんを含む4名です。

「クルードラゴン」は、民間宇宙企業「スペースX」社が
開発した宇宙船です。

国際宇宙ステーション(ISS)に向かい、そこで半年間にわたり
ミッションを行う予定です。

野口さんのミッションは


民間企業の宇宙船に乗って大丈夫なの?
と思いませんでしたか。

日本の感覚だと、ホリエモン氏が開発中のロケットをイメージ
してしまいますが、アメリカの民間宇宙船はすごいんです。

「スペースX」社は、ロケットの打ち上げ成功が100回を
誇る会社なのです。

ISSでの野口さんのミッションは、いくつかの重要な研究が用意
されています。

最も重要なミッションは、IPS細胞を使い、移植可能な臓器作製に
つながる実験です。

宇宙は無重力のため、立体的な臓器を作るのに適した環境だそう
です。

難しくてよくわかりませんが、人工臓器の研究に役立つようです。

二つ目は、様々な物質を燃やして、宇宙での材料燃焼性評価の
国際基準作りのためのデータを取るようです。

さらに、抗がん剤や自己免疫疾患の薬の開発につながる
タンパク質の結晶化実験も行います。

これも内容が難しいのでチンプンカンプンですが、無重力空間が
実験をやりやすくするのでしょう。

また、スタジオを設置して地上向けに番組を配信するようなので
楽しみですね。

これらの作業は、ISS内の日本専用実験棟「きぼう」で
行われます。

野口さんの宇宙飛行士経歴


野口さんの最初の宇宙飛行は、2005年になります。

スペースシャトル「ディスカバリー」の乗組員に選ばれました。

「ディスカバリー」の前は「コロンビア」です。
コロンビアは打ち上げ後爆発したスペースシャトルです。

今でも鮮明にその時の悲劇を覚えている方も多いのでは
ないでしょうか。

事故から再開した初めてのミッションとなったので、相当の
覚悟が必要だったと思います。

この乗組員になるため、1996年から宇宙飛行士としての
訓練を実に10年も受けていたようです。

それだけ大変な仕事なのですね。びっくりです。

15日間にわたる宇宙生活を無事に終えることができました。

2回目は2009年宇宙船「ソユーズ」のフライトエンジニア
としてISSに約5か月滞在しました。

ISSからテレビ中継でバラエティー番組に出演していましたね。

そして「クルードラゴン」が3回目となります。

“一生に一度は宇宙旅行がしたい“

子供の時からこのような夢を持った経験はありませんか?
憧れの宇宙旅行を3回もできるなんて、うらやましいです。

民間企業が宇宙事業に参入

1950年代後半からアメリカは「アポロ計画」ソ連は「ソユーズ
計画」として宇宙競争が始まりました。

1969年にはアメリカの「アポロ11号」が初めて月に着陸しました。

この時は、世界がひっくり返ったような騒ぎとなりましたね。

最初のころは、国威発揚や軍事面が大きな目的でした。
現在のような研究目的ではなかったのですね。

その後東西冷戦が終わり、宇宙に行く必要が無くなったことと
莫大な予算がかかることで計画は中止されていました。

宇宙開発が再び動き出したのは、民間企業が参加し始めた
ことが大きな要因なのでしょう。

宇宙でしかできない研究を依頼された民間宇宙開発企業が
国の支援のもと、再び宇宙へと旅立つようになったのです。

実験を依頼する企業は、当然多額の支援金を用意してくれます。

打ち上げる国も、低予算で再び宇宙開発ができるとあって
積極的に支援しています。

科学技術や医療の発展のため、宇宙空間での実験が重要な
役割を担っているのですね。

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