冬の名物・ふたご座流星群!どんな特徴があるの?

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皆さん夜空で星を眺めていますか?
夜空で見える天体ショーはたくさんの現象がありますが、
その中に流れ星があります。

そんな流れ星がたくさん見える現象を「流星群」と呼んでいて、
毎年決まった時期に見ることのできる流星群が色々とありますが、
そんな中で冬に見える流星群として「ふたご座流星群」があります。

12月に見えるふたご座流星群は、
8月のペルセウス座流星群、1月のしぶんぎ座流星群と並んで、
「3大流星群」の1つとして知られています。

他の流星群と比較していて、
ふたご座流星群の特徴を挙げると

・見える流星群の多い
・スピードがゆっくりで短いものが多い。

今回はふたご座流星群についてご紹介します。

数だけなら流星群の中でNo1!?


さて、ふたご座流星群は文字通り
ふたご座を放射点として見えることから名前がついています。

放射点とは、四方八方に流れる流れ星の中心部分を指し、
ふたご座流星群の場合は、
ふたご座のお兄さんの星・カストルという星の近くに放射点があります。

流れ星の正体は「チリ」で、このチリが地球に突入し発光することで
私たちは流れ星として観測することができます。
流れ星の素であるチリをまき散らしている「母天体」は
ふたご座流星群の場合、「ファエトン」という小惑星とされています。

ファエトンの軌道と地球の軌道が交差するのが毎年12月、
そしてファエトンの軌道上にはたくさんのチリがあるため、
毎年同じ時期に安定してたくさんの流れ星が見えるということです。

ふたご座流星群は他の流星群と比較すると、
流れるスピードはゆっくりで、派手な印象がありませんが、
なんといっても数多くの流星が見えることが特徴です。

流星群が最も活発的な日を極大日と言いますが、
その日に街明かりのない場所で観測すると、
1時間当たり100個も見えるときもあるようです。

しかも、12月ということもあり空気が澄んでいて、
かつ放射点であるふたご座はこの時期一晩中見ることができますので、
冬の寒ささえ除けば、ふたご座流星群は好条件ばかりなんです。

ただし、流星が見えにくくなる要因の1つに月明りがあります。
こればかりは毎年タイミングが変わるので従うしかありません。

ちなみに2020年は極大日が新月前後だったため、
月明りの影響は皆無で好条件でしたが、
2021年は半月よりも太い月が出ているため少し条件は劣ることでしょう。

2020年から2030年までのふたご座流星群で
月明りが少なそうなのは
2020,2023,2026,2028の4回程となりそうです。

月が出ていて全く見えなくなるわけではありませんが、
やっぱり良い条件で見たいですよね!

全然流星が見えないからといってすぐにあきらめないこと!


さて、実際に流星を見るときは、
街明かり等がない方が良いのですが、
都会に住んでいる人はそうもいかない人も多いことでしょう。

確かに見える流星の数は減ってしまいますが、
都会でも全く見えないわけじゃありません。

そのためにも、最低でも「15分」は夜空を見続けましょう。
よく全然見えないからといって、ものの数分であきらめてしまう人もいますが、
目が暗さに慣れるまで15分はかかると言われています。

もちろん、スマホなどのモニターの明かりも厳禁ですよ。
星が見えにくくなってしまいます。
目が夜空に順応するまでじっくり待ちましょう!

また、双眼鏡などで流星を見ようとする人もいますが、
かえって視野が狭まってしまい見えにくくなってしまいます。
肉眼で見るようにしましょう!

まとめ

ふたご座流星群は3大流星群の1つということで、
毎年、安定した数の流星を見ることができます。

12月の寒ささえ除けば、
空気が澄んで、一晩中みることができるので、
とても条件が良い流星群です。

しっかりとした防寒をし、
冬の流星を見るのはいかがですか?

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