今年選抜高校野球開催します、しかも観客を入れます
日本高野連は、第93回選抜高校野球大会を有観客で開催する
準備をしていると発表しました。
新型コロナウイルス感染対策を、政府のガイドラインに沿って
徹底されます。
選手の家族や学校関係者、応援団など以外に一般観客も
人数を制限して入場させる見込みです。
選抜高校野球大会の詳細
緊急事態宣言が２月7日に解除されることを見越して
開催要項が発表されたようです。
３月19日甲子園球場で開幕します。
出場校は、前回と同じ32校となりますが、その選出方法が
若干変更されそうなのです。
前回の選抜基準は、一般選考28校・神宮枠1校・21世紀枠
3校でした。
しかし、昨年の神宮大会が開催できませんでしたので、1枠
未確定の状況となっていました。
この1枠をどこの「枠」に振り替えるのかが注目されていましたが
13日の会議で21世紀枠を3から4枠にすることが決定しました。
対戦の抽選会は、2月23日にリモート形式で実施されます。
開会式の入場行進は、「パプリカ」の曲を使用するのが決まって
いますが、「密」を避けるため全校同時の行進は無いようです。
甲子園練習・始球式は行われません。
選手宣誓など細かな内容は、後日の運営委員会で決定される
見込みです。
観客を入れることになるのですが、入場料が高くなります。
感染対策に経費が掛かることと、観客数が制限されることを
考慮して、中央指定席が3900円（前回2500円）、内野指定席
3400円（前回2000円）、外野席700円（前回無料）と変更
されます。
全席指定で当日販売は行われませんのでご注意を。
予想される出場校は？
出場枠32校を、地域別・21世紀枠別に分けて選抜有力校を
挙げてみます。
選抜出場校は毎年、昨年の秋季大会の結果が最優先されます。
その状況を考慮しての予想ですので、ご了承ください。
・北海道地区（1枠）
北海学園北海高等学校（札幌市）でしょう。
・東北地区（2枠）
仙台育英学園高等学校（宮城県）は決まりでしょう。
もう1校は順当なら準優勝の県立柴田高等学校（宮城県）でしょうが
宮城県から2校出場がどう考えられるか。
・関東地区（4枠）東京（1枠）比較（1枠）
高崎健康福祉大学高崎高等学校（群馬県）常総学院高等学校
（茨城県）、専修大学松戸高等学校（千葉県）
東海大学附属甲府高等学校（山梨県）でしょう。
東京枠は東海大学菅生高等学校（あきる野市）ですね。
比較枠は日本大学第三高等学校（東京都）が有力です。
・北信越地区（2枠）
敦賀気比高等学校（福井県）と上田学園上田西高等学校
（長野県）でしょう。
・東海地区（2枠）
中京大学附属中京高等学校（愛知県）と県立岐阜商業高等学校
（岐阜県）でしょう。
・近畿地区（6枠）
智辯学園高等学校（奈良県）、大阪桐蔭高等学校（大阪府）
市立和歌山高等学校（和歌山県）、京都国際学園高等学校（京都府）
が決まりで、残り2枠が激戦です。
智辯和歌山・神戸国際・天理・龍谷大平安の中から2校が
選ばれると思いますが、神戸国際大学附属高等学校（兵庫県）
が有力で、もう1校は予想できません。
・中国地区（2枠）四国地区（2枠）比較（1枠）
広島新庄高等学校（広島県）、下関国際高等学校（山口県）
明徳義塾高等学校（高知県）、聖カタリナ学園高等学校（愛媛県）
が決まりで、比較枠がどうなるかは難しいです。
・九州地区（4枠）
県立大崎高等学校（長崎県）、福岡大学附属大濠高等学校
（福岡県）、明豊高等学校（大分県）、県立宮崎商業高等学校
（宮崎県）でしょう。
・21世紀枠（4枠）
各地区から推薦され、最終的に選ばれた9校が決まっており
その中から4校が決定します。
学校名は省略しますが、21世紀枠は野球の実力はもちろん
地域貢献や文武両道、出場が決まっていない県などが
選考に大きく左右します。
「やっぱり中止」だけにはならないでほしい
選抜高校野球といえば、
昨年は春・夏両方の大会がコロナで中止となり、高校球児たちは
悔しい思いでいっぱいだったでしょう。
今年は何としても開催してあげたいですね。
今回の決定は、緊急事態宣言が発令中でのことです。
2月に宣言解除を見越しての発表なのでしょうか。
心配なのは、緊急事態宣言が選抜高校野球大会期間になっても
解除されない場合です。
球児たちは「今年は出来る！」と大喜びしている光景が
目に浮かびます。
万が一再度中止となってしまった場合、球児たちの落胆は
計り知れないでしょう。
先日「春高バレー」がコロナ禍でも無観客で開催しましたね。
その大会で出場校からクラスターが発生してしまいました。
このことが選抜高校野球大会開催に影響を与えないことを
願います。
もしも緊急事態宣言が継続されたとしても、中止ではなく
無観客での開催を考えていただきたいです。
子供たちの晴れ舞台をこれ以上奪ってしまうことは、何としても
避けなければならないと思います。