五輪「スケートボード」の種目とルール

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五輪「スケートボード」の種目とルール

オリンピックもパラリンピックも素晴らしかったですね。
競技自体に罪はありませんし、選手も立派だったと思います。

さてオリンピック「スケートボード」競技は2種目あります。

男女別で「ストリート」と「パーク」という競技です。

・ストリート
街にあるような縁石や階段の手すりを使って技を
競います。
カッコよくて難しい技を繰り出しこれらの上をすべります。

45秒間自由に2回滑走します。
その後、「BEST TRICK」と呼ばれる単発の技を5本
チャレンジし、得点の高い方から4回の合計得点で
競い合います。

・パーク
すり鉢状になっている壁をカッコよく駆け上がる技術で
競い合います。

45秒間自由に3回滑走します。
3本中の最も高い得点で勝負を決めます。

以上が簡単な競技内容です。

次に詳細なルールと採点方法を説明します。

「ストリート」のルールと採点基準


まずスケートの乗り方です。

進行方向に対して左足を前にするスタンスを「レギュラースタンス」
右足を前にするのを「グーフィースタンス」と呼びます。

ボードを足と一緒に空中に引き上げることを「オーリー」と呼び
さらに空中でボードを回転させることを「フリップ」と名が
付けられています。

競技場は長方形の中に大小の階段が配置され、その手すりに
乗って技を出します。

反対側には、縁石や障害物、坂道などが配置されています。

最初の2回の試技では、コース全体を使って45秒間自由に
「トリック」(技)を披露します。
トリックの難易度やカッコよさを採点されます。

次に「ベストトリック」を5回チャレンジします。

好きな障害物を選び、一発勝負の大技にチャレンジするのです。

採点は1本につき10点満点で評価され、7本の内より高い
4本の合計点数で勝負します。

「パーク」のルールと採点基準


ボードの乗り方はストリートと同じです。

競技場は、すり鉢のようにくりぬかれ、うねうねと入り組んだ
形状です。

窪地から一気に空中に飛び出し、技の難易度を競い合う
「エアトリック」が見ものですね。
また、最上部の“ヘリ”にボードを乗せる「リップ」も見せ場です。

45秒間自由に演技を行います。
3本の試技の中から最も高い点数で勝負が決まります。

採点者は5人で、最高点と最低点をカットした3人の平均点が
得点になります。
100点満点で評価を行います。

45秒間で一度でも転倒すると競技終了となります。

評価基準は、滑るスピード、技の完成度・難易度、エアの高さ
着地姿勢などが点数を左右するのです。

子供達でも立派なプロなのです

東京オリンピックでメダルを獲得した西矢椛さん(ストリート)は
13歳、開心那さん(パーク)は12歳です。
びっくりですね。

年齢制限はないのでしょうか?

スケートボード競技には年齢制限が設けられていません。
ただし、安全のため18歳未満にはヘルメット着用義務がある
ようです。

驚いたことには、ひざやひじにプロテクターを使用している選手が
いませんでした。

コンクリートの競技場であるにもかかわらず、10段ぐらいある
階段を滑り降りるのです。
多くの選手が転んでいましたね。
見ていて痛々しく感じました。

しかし、転ぶことは選手も想定済みのようです。
解説者が「いかにカッコよく転ぶかも競技のうち」と言っていました。

彼女たちは立派なプロ選手なのですね。
年収もスポンサー料と賞金で数千万円あると言われています。

アメリカでは競技が盛んで、「Xゲーム」と呼ばれる大会が
人気を集めていますね。

ルールと「技」を知れば見ていて楽しい


オリンピックを見るまでは、スケートボードの印象はまるで
違いました。

ハーフパイプの中を行ったり来たりするだけと思っていました。

実際に競技を見ると、本当に楽しくなりますね。

パークでの技は空中での回転など、すごさがよくわかりました。

しかし、ストリートでは手すりにどのような技で滑っていたのか
テレビでは分かりづらかったですね。

スロー再生で見ると、手すりに乗っかる前にボードを1回転
させたかと思えば、ボードの先端部分だけを乗せて滑っていました。

本当にワクワクさせてくれましたね。
やはり現地で生の演技を見たいものです。

「カッコよさ」を追求するスポーツです。
若い人の競技人口が増えそうですね。

東京都は、スケートボード競技場を壊す計画だったようです。
しかし、日本人選手の活躍の影響でこの施設を残すことに方針転換
しました。

「スケートボードの聖地」となって、多くのボーダーが誕生して
いくよのを楽しみにしています。

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