コンビニ募金はなぜあつまるのか?

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コンビニのレジ横募金箱に年間10億円

1992年にローソンが「ローソン緑の街基金」として、店頭に
募金箱を設置したのが始まりのようです。

その後他のコンビニでも募金箱が設置されるようになり
コンビニ全体で毎年10億円以上の善意が集まっています。

集められた善意は各店舗から本部に送られますが、どのように
送るのか知っていますか?

私はいっぱいになったら、募金箱ごと本部に送るものだと
思っていました。
実際は、月に数回店で募金箱を開け、レジに「募金」として
一旦入金し本部に送金するようです。

どこのコンビニでも、レジ横の絶妙な場所に“中が見える“
透明の募金箱がありますよね。

小銭を入れたことありますか?

おそらくほとんどの人が、一度は募金した経験があると思い
ます。

レジでお釣りをもらうときに、募金箱が目に飛び込んでくる
ようになっているのですね。

なぜ募金をする?「そこに募金箱があるから!」?
募金箱に入れる人は、若い男性が圧倒的に多いのですよ。

なぜ?

答えは、募金をする動機にあるようです。
動機をタイプ別にみてみましょう。

1.機会があれば募金したい

これは買い物のついでに、募金をすることもコンビニに行く
目的の方です。

人数的にはあまり多くないようですね。

2.小銭がいらない

これは私ですね。
1円玉・5円玉を財布に入れたくない方たちです。

生意気言うようですが、小銭が“じゃま”と思ってしまうのです。
この傾向は若い男性に多いようです。

3.ついつい入れてしまう

募金箱を見ると“知らんふり”できない方でしょうか。

行動経済学では「同調性」にあてはまります。

そういう意味では、一番目に付くところに置いてあるのが
理にかなっていますよね。

4.かっこよく

私は、若い女性の店員さんが“ニコっと”笑顔で応対して
くれれば、かっこつけて募金をしてしまいます(笑)

タクシーでの“釣りはいらないよ”と同じかもしれません。

また、募金箱が透明なのは、箱の中にみんなが募金していると
共感して「入れやすい」「入れたくなる」なるのでしょうか。

災害時には数倍の募金が集まる

大きな災害があると募金額が数倍伸びるようです。

本部から各店舗に募金箱の表示を変えるように指示がきます。

募金箱には「災害義援金募金」の表示が貼られるか、専用の
募金箱が設置されます。

このようなときには、子供が貯金箱ごと持ってきたり
年配の方が高額の募金するようです。

災害時には臨時の「災害義援金受付所」となるわけです。

キャッシュレス時代の募金はどうなる?

最近は、ナナコやポンタ、クレジットカードや携帯決済で
買い物しませんか?

このように現金を使わないで買い物をするようになると
お釣りの小銭が出ませんよね。

わざわざ財布から小銭を出して募金をする方は少ないでしょう。
小銭を使わないためのキャッシュレスですから。

これではコンビニ募金が減る一方ですね…。

先日テレビで見たのですが、会社のビル内にコンビニがあって
社員の方は、欲しい商品をそのまま持って出るだけなのです。

コンビニには、店員の代わりに「社員認証システム」が
導入され、店を出るときに誰が何を買ったのかを判別し
給料から引き落とされるという方式が紹介されていました。

すごいですね。

これでは募金することができませんよね。

一旦は募金額が減るかもしれません。

しかしキャッシュレス時代の新たな募金方法も導入されます。

ポイントカードでは、ポイント分を募金に回すシステムが
すでにあります。

携帯決済では、寄付ができるアプリが増えてきそうです。

問題は、いかにしてキャッシュレス募金ができることを
知ってもらうことではないでしょうか。

キャッシュレス募金は、募金をする意思のある方が行う
わけですので、一人当たりの募金額が多くなります。

いかにしてPRするかが、今後の募金文化の将来を
決めるのではないでしょうか。

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