爆弾低気圧による被害が懸念
今週は爆弾低気圧の発生による災害の危険があります。
十分な警戒を行ってください。
気象庁の週間天気予報によると、1月6日頃日本海で低気圧が
発生し7日から8日にかけて急速に発達しながら北日本を
通過する見込みです。
低気圧が発達すると、暴風雪の発生が予想されます。
今後の天気予報を頻繁に確認して、災害に巻き込まれないよう
注意してくださいね。
決して甘く見ないで!
今週末は大雪と記録的な寒さがやってくるかも
日本海側ではすでに、大雪による被害が出ています。
この状況がさらに深刻になるかもしれません。
6日に朝鮮半島沖で発生するとされる低気圧は、徐々に発達
しながら日本海を北東に進み、7日には東北や北海道を通過
する予想されています。
勢力は970hPaになるとみられ、台風並みに発達しそうです。
低気圧は反時計回りに渦巻いているので、日本海北部に移動
すると、本州付近は北寄りの風が吹きます。
現在日本海付近の上空1500mには、-15℃の強い寒気があります。
その空気が台風並みの風と共に日本列島を吹き荒らす可能性が
大きいのです。
そのため、特に日本海側や山沿いでは猛吹雪になることが
考えられます。
また、日本全体で冷え込みが強まり、連日氷点下の気温に
気をつけてなくてはなりません。
爆弾低気圧とは
低気圧とは、周囲の気圧より低い部分をいいます。
数字(hPa=ヘクトパスカル)は関係ありません。
温帯低気圧と熱帯低気圧の違いは知っていますか?
違いは「前線」です。
前線を伴う低気圧を「温帯低気圧」、前線を伴わない低気圧を
「熱帯低気圧」と区別します。
温帯低気圧が発達すると爆弾低気圧、熱帯低気圧が発達すると
台風になるのです。
爆弾低気圧とは、温帯低気圧が24時間以内に24hPa以上
発達した場合、このように表現されます。
最近では「爆弾」という言葉が不適切との意見があり
「猛烈に発達した低気圧」との表現を使っているようです。
爆弾低気圧は、南からの温かい空気と北からの冷たい空気が
ぶつかったところで発生します。
寒気と暖気の境目が今どこにあるのか、チェックしておきましょう。
この冬は大雪被害の対策をしてください
2021年の冬は日本海側での雪が多いですね。
まるで昨年の雪不足を埋め合わせしているようです。
そんな状態の中で、さらなる大雪の予報です。
心配ですよね。
先日の大雪の際には、関越道で2日間にわたり自動車が立ち往生
しました。
また同じようなことにならないよう注意したいですね。
しかし、危険なのは雪だけではありません。
・強風
台風並みに発達した低気圧は、風速20m以上の風が吹く
ことがあります。
転倒事故や物の飛散による事故に注意しなければなりません。
・低温
気温が軒並み氷点下となるでしょう。
凍結によるスリップ事故、水道管の破裂などに注意して
下さい。
・停電
大雪や強風のため電線が切断され、停電となることが想定
されます。
万が一停電となった場合の対応として、電気を使わない
暖房器具、懐中電灯などを準備しておきましょう。
・交通機関のマヒ
電車やバスは必ず遅延すると思っていてください。最悪の
場合、運行停止になることも想定されますね。
大雪が降り積もると、雪かきをしなければなりませんね。
その際に必ずと言っていいほど事故が起こり、命を落とす
ニュースを聞くことになります。
外での作業をするときは、一人で行わず複数人でとりかかる
または、誰かに見守っていてもらうようにしてください。
「天気予報と災害発生情報を常に確認してください」
「近隣住民の方や家族と連絡を密にしておいてください」
これは防災の基本です。
しっかり備えていれば、あなたを最悪の事態から守って
くれることでしょう。