冬のダイヤモンドはとっても見応えあり!6つの星はどんな星?

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皆さん夜空で星を眺めていますか?

各季節には特徴的な星がありますが、
その中でも冬は空気が澄んで、なおかつ明るい星も多いので
とても見応えがある夜空となっています。

夜空で輝く明るい1等星の星は全部で21個ありますが、
そのうち冬の夜空には7個の1等星が輝いています。
1等星のうち、1/3は冬の季節に属しているということなんです。

この冬の1等星たちを線で結んでいくと、
これがうまいこと六角形の形を作ることができるんです。
この星の並びを「冬のダイヤモンド」と呼んでいます。

冬のダイヤモンドを形成する6つの星は

・シリウス(おおいぬ座)
・リゲル(オリオン座)
・アルデバラン(おうし座)
・カペラ(ぎょしゃ座)
・ポルックス(ふたご座)
・プロキオン(こいぬ座)

となっています。
今回は冬のダイヤモンドを構成する6つの星についてご紹介します。

煌びやかな冬のダイヤモンドの星たち


まずは冬のダイヤモンドの6つの星をご紹介します。

■シリウス

おおいぬ座に属する1等星です。
シリウスの特徴はなんといっても
星座を形作る星の中で一番明るい星なんです。

冬の夜空を見上げた時、
まずこのシリウスが一番最初に目に留まるのではないでしょうか。
それぐらい明るいです。

おおいぬ座の星ということで、
「ドッグスター」という名称もあります。

■リゲル

オリオン座に属する1等星です。
青白く見える星で、オリオン座の左脚の部分で輝いており、
「巨人の足」という意味があります。

オリオン座にはリゲルの他にベテルギウスという1等星もあり、
1つの星座の中に2つの1等星があるのは
全88星座の中で3つの星座しかありません。

まさに冬の星座の王者、オリオン座という感じですね!

■アルデバラン

おうし座に属する1等星です。
誕生日の星座でもおなじみの星座ですね。

オレンジっぽく見える星で、
ちょうど牛の目で輝いていることから、
「ブルズ・アイ」という名称もあります。

見つけ方は先ほどのリゲルが属する
オリオン座の真ん中の三つ星をそのまま西に視線を向けていくと、
アルデバランを見つけることができます!

■カペラ

ぎょしゃ座という星座に属している1等星です。
ぎょしゃってあまり聞き慣れない言葉かと思いますが、
馬車の運転手のことを指します。

このぎょしゃ座自体も特徴的な星の並びをしていて、
まるで将棋の駒のような5角形の形をしています。

そしてこのぎょしゃ座のカペラは
冬の夜空では先ほどのシリウスに次いで明るい星で、
北側の空ですぐに見つけることができると思います。

黄色っぽく見えるのも特徴的です!

■ポルックス

ふたご座に属する1等星です。
先ほどのおうし座同様、誕生日の星座としてもおなじみですね。

このポルックスは双子の弟の方の星で、
双子の兄の星は「カストル」という名前です。

実は兄のカストルより弟のポルックスの方が明るい星なんです。
カストルは1等星より暗い2等星の星です。
弟の方が兄より勝っているのです(笑)

■プロキオン

こいぬ座に属する1等星です。
こいぬ座は他にゴメイサという星があり、
この2つの星で星座絵を形作っています。

このプロキオンと先ほどのおおいぬ座のシリウス、
そしてオリオン座のベテルギウスを結ぶと、
ダイヤモンドとは別に「冬の大三角」と呼んでいる三角形を作れます。

これまた、明るい星で構成されているので、
都会の空でも晴れていればすぐに見つけることができるでしょう。

以上が冬のダイヤモンドを構成している6つの星でした。

星の色の違いは温度の違い?


冬のダイヤモンドの星を紹介してきましたが、
それぞれ、青っぽかったり黄色の色をしているなど、
星には色の違いがあるんです。

この色の違い、
実は星の温度の違いであることを知っていましたか?

色と温度の違いの対応表を以下に紹介します。

色 温度(℃)
青白 7500~10000
白 6000~7500
黄 5300~6000
橙 4000~5300
赤 3000~4000

こうみると、
青っぽい星は熱くて、赤っぽい星は一番温度が低いということで
色のイメージとは正反対ですよね。

冬のダイヤモンドの星でいうと、
青白いシリウスやリゲルは熱く、
橙や黄色のアルデバランやカペラはそれよりも温度が低いということですね。

低いといっても、4000℃以上もあるんですから
冷たい星とは言えないですけどね(笑)

本物の空で星を見るとき、
星の色の違いにも注目してみると、また面白いかもしれませんよ!

まとめ

冬の夜空を彩るダイヤモンドの星たち。

冬は寒いですが、
その分といっていいほど星が良く見える季節です。

防寒対策をしっかりと行い、
天体観測をしてみるのはいかがですか。

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