コロナ 回復 患者血しょう投与してみた

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回復患者の血しょう投与臨床試験を承認

新型コロナウイルスに感染し、すでに回復した人の血液成分を
投与する「回復者血しょう治療」の臨床研究が承認されました。

「回復者血しょう治療」は、国立国際医療研究センターで
研究が進められ、9月15日に研究所内の倫理委員会で承認後
厚生労働省も受理したのです。

先日治療薬「アビガン」が承認申請されたというニュースが
ありましたが、それに続く朗報となるかもしれません。

臨床の現場では、すでに回復した約60人分の「血しょう」が
用意されています。

その「血しょう」を中等症患者およそ60人に投与し、効果や
安全性を調べることになります。

もちろんこの「血しょう」は、他の感染症などにかかっていない
安全なものです。

安全性・副作用は大丈夫?


「血しょう」は、他の感染症にかかっていないことを十分
確認しているので、安全ではないでしょうか。

問題は副作用かもしれません。

血しょう治療は、今までに他の病気で行われていますが
その結果アナフィラキシー反応が出たことがあったと聞きます。

また、内臓疾患の副作用も数多く報告されてきた経緯が
あります。

今回投与予定の新型コロナウイルス患者は、酸素マスクが
必要なほどの深刻な症状の方々です。

これ以上合併症が出ないよう注意していただきたいと思います。

集団免疫はどの程度効果があるのでしょう

一部の国や医師などが集団免疫を作るべきだと主張して
います。

「集団免疫」とは、感染症のうち伝染するものを、予防接種
または感染後に得られる抗体を持った人が一定数に達すると
感染が減少するという考えです。

はしかや天然痘などは、予防接種により一生抗体が働き続け
「集団免疫」が出来上がります。

これに対しインフルエンザウィルスなどは、いったん抗体を
作ってもすぐに無くなってしまうので、毎年予防接種を
行わなければなりません。

痛い注射を毎年我慢するのは嫌なのですが、仕方ないですね。

さて、新型コロナウイルスの場合はどうでしょう?

まだよくわかっていないのが現実でしょうね。

最初のころは、一部の外国や日本の若者の間で、一度感染
すれば抗体ができて安心だという考えがありました。

しかしその考えは、最近の研究によってビミョーになって
きました。

フィリピンやアメリカなどの報告では、コロナウイルスに
かかり完治したとされる人が、数か月後に再度感染した例が
報告されました。

ということは?

人によって抗体が存在し続ける期間に差が出るということ
でしょうか?

未知のウイルス。今後どうなるかは未知数


新型コロナウイルスは、発見されてからまだ1年も経って
いません。

まだまだ未知のウイルスであることは間違いありませんね。

新型コロナウイルス治療の推進のため、血しょうを提供して
いただいた回復者および、治験に協力された患者の方々には
感謝しかないですよね。

世界各国で日々研究が進められていますので、いずれ
治療薬やワクチンが出来上がるでしょう。

それまではコロナウイルスを甘く見ないで、しっかりと
予防をした方がいいですね。

経済を回すため規制が緩和され、GO TOキャンペーン
などで人の行き来が増えるようになりました。

この流れを止めることは難しいでしょう。

各自が基本的な予防(手洗い、うがい、マスク着用)を
行うことが、現時点で最も有効な対策なのです。

私は、新型コロナウイルスが年内にはなくなるだろうと
考える楽観派でした。

どうやら間違いだったようですね。

来年になってもこのウイルスは退治できていないかも
しれません。

間違った情報に惑わされることなく、治療法が確立される
まで、正しく恐れることが重要だと思います。

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