抗体カクテル療法」の適応基準緩和へ

スポンサーリンク




抗体カクテル療法が適応となるには?

抗体カクテル療法が話題になっていますね。

抗体カクテル療法は、入院患者だけしか適応されません。

原則、コロナ感染の発症から7日以内が対象です。
発症から7日以上経つと、薬の効果がなくなるようです。

この治療には重症化リスクが低下することも厚生労働省より
発表されています。

朗報もあります。
宿泊療養施設でも「抗体カクテル療法」が始まったようです。

では、簡単に説明しましょう。

抗体カクテル療法とは>/h2>

ここでは薬の成分や効能は省略します。

この治療薬は、コロナウイルスが人の細胞に侵入するのを
防ぐ抗体を2種類混ぜて使用します。

投与方法は点滴です。
軽症なら1回(1時間程度)の投与で十分効果があるのです。

感染を防ぐのではなく、感染した患者が重症にならないように
する薬なのですね。

病院にコロナ感染者が搬送されると、病院は「抗体カクテル」の
使用を厚生労働省に申請します。

申請を受けた厚生労働省は、必要な分だけ病院に発送します。
2~3日後に到着した薬を患者に投与します。

この治療は、発症から7日以内の患者にしか投与できません。

軽症のうちに投与すると効果があることが確認されています。
逆に、7日以上経って細胞内に多くのウイルスが侵入した後では
効果がないのです。

早期投与が重要なのです。

抗体カクテル療法の現状の問題点


現状での抗体カクテル療法には、いくつかの問題があります。

第一に、現状では病院の入院患者にしか投与できないことです。

コロナ患者は数万人の自宅待機者がいるのです。
オリンピック前後には感染者が急激に増え、中等症以上に
ならないと入院できなくなりました。

ということは、早期投与が絶対の「抗体カクテル」を使用できない
ことになりますね。

第二に、入院患者の投与自体も間に合わなくなるケースです。

抗体カクテル療法は、発症から7日以内に投与しなければ
なりません。

患者が病院に運ばれてきた時点で、数日たっているかもしれません。
そこから病院が薬の申請をして3日間。

間に合わないかもしれませんね。

第三に、抗体カクテルの供給量です。

菅総理は「潤沢に用意できました」と述べましたので安心
していましたが、どうやら、数に限りがあるようです。

最近では、年内に20万人程度と、少ない発表に変わりました。
「え?」っていう感じですよね。

ただ、この問題は少しずつ改善されているようです。

適応となる状況が少しずつ改善され始めた

政府と知事・医師会が(やっと)協力して対応を始めました。

東京都では、宿泊療養施設で抗体カクテル療法が始まりました。

ホテルなどで療養しているコロナ患者に、抗体カクテルが
投与できる体制を作ったのです。

また、入院患者を受け入れている多くの病因がこの治療法を
導入するようです。

ただし問題もあります。
点滴を行うためには、医師が24時間配置しなければならないのです。
この問題は、医師会の協力があれば大した問題ではないのですが…。

ワクチンが行き渡るまで、すべての感染者が「抗体カクテル療法」を
受けられるようになるといいですね。

抗体カクテル療法→ワクチン接種→治療薬の開発
これにより、亡くなる方が出ないことを願うばかりです。

最近は、過去最大の感染者数を更新し続けていますね。

政府は、2021年中ごろにはコロナが徐々に終息に向かうと
考えていたでしょう。
それがラムダ株の出現で状況は最悪になりました。

政府は緊急事態宣言の延長を繰り返すしか対策がありません。

1年以上も前に起こったウイルスとの戦争は、未だに有効な
対策がとれているように思えません。

1年以上も「自粛」するように言われても無理です。
私は正直言って「緊急事態宣言」に従う気も破る気もありません。
自分自身が感染対策をしっかり行い、常識的な範囲で自由に
行動します。

このような考えの方が多いかもしれません。
「お願いばかりで、何の対策もできていないではないか」と
少々うんざりしています。

ついつい愚痴が出ましたが、政府・知事・医師会・マスコミが
お互いに批判ばかりしないで、もっと協力して対策を立ててほしいと
願います。

スポンサーリンク







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする