妊娠中に危険な感染症の種類と胎児への影響を調べてみた

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まだまだ日々、コロナウイルスの感染者が増えて、
テレビをつければ毎日その話題でいっぱいです。

有名人や芸能人の感染者も増えて身近に
コロナウイルスの脅威が迫っているのがわかります。

そして先日、話題になったのが妊娠していた女性と
その生まれた赤ちゃんにコロナの感染が確認されたことです。

そのことから妊娠中にコロナウイルスに感染してしまった時の
胎児への影響が心配されています。

まだコロナウイルスに感染した妊婦とその胎児の情報が
少ないことからはっきりとしたことはわかっていません。

しかし妊婦が気を付ける感染症は
コロナウイルス以外にもたくさん病気はあります。

たとえば、妊婦がはしかや風疹にかかると
胎児には先天性の疾患を持って生まれてくる可能性が高くなったり
流産や早産の可能性がでてきたり様々な影響があります。

妊娠中には感染症に気を付けなければいけない!
ってことはわかるけど、どんな対策をすればいいのか疑問に思いますよね。

いろいろ調べたけど、わからない!
と思っている人多いですが、感染症の対策って
実はすごく簡単なことです。

今コロナウイルスの感染対策でしていることをすればいいんです。

つまり、手洗いうがいです。

とはいえ、感染症の種類によっては、
他にも気を付けなければいけないこともあります。

そこで、
妊娠中に気を付けなければならない感染症にはどんなものがあるのか、胎児への影響、どんな対策をすればいいのかまとめました。

妊娠中に気を付けるべき感染症と胎児への影響


・風疹(ふうしん)
妊婦、とくに妊娠初期に感染すると生まれてきた子どもに先天性風疹症候群
という障害を持って生まれてくる確率が高くなります。
先天性風疹症候群には、難聴、心疾患、白内障、緑内障、精神や身体の発達障害などがあります。
そして先天性風疹症候群が起こる確率は、風疹にかかった時期により違い、
妊娠週数4~6週で100%、7~12週で80%、13~16週では45から50%、
17~20週では6%、20週以降では0%と言われています。

・麻疹(はしか)
妊娠中に麻疹にかかると胎児が低出生体重で生まれてきたり、羊水量の異常や出産時に赤ちゃんに感染してしまうこともあります。
また早産や流産になることもあります。
ただ、風疹と違い胎児に先天性の奇形が現れることは少ないといわれています。胎児への影響は少ないですが、妊娠時は母体の免疫力が低くなっているので症状が重症化しやすいです。

・トキソプラズマ
最近は妊婦向けの雑誌にも載っていることが多くなった感染症です。
食用の生肉や猫のフン、フンが混ざった土に触れることなどが原因でかかる感染症です。妊娠中に感染すると先天性の奇形や中枢神経障害を起こすことがあります。また、流産や早産、死産になることもあります。

・サイトメガロウイルス
唾液や尿に多くの含まれるウイルスです。この感染症はほとんどの人が乳幼児期に自然に感染しているため抗体を持っています。このように抗体をもっている人は心配いらないのですが、抗体を持っていない人が妊娠中に感染すると低体重や黄疸、肝機能障害、難聴などの障害が起きることがあります。

・リステリア
これは聞いたことがある人もおおいのではないでしょうか。非加熱処理のチーズや生ハムなどを食べるとそれに含まれているリステリア菌が原因となってかかる感染症です。妊娠中に感染すると流産や死産、生まれた子どもは敗血症や髄膜炎になることがあり致死率が高いです。

・インフルエンザ
インフルエンザは母子感染しません。妊婦が感染すると免疫力が低くなっているので重症化しやすいです。インフルエンザの予防接種は妊娠中でも問題ないとされているので、予防接種をして感染しないようにしましょう。

感染症の対策

対策の方法については感染症によって異なるので、感染症別でみていきましょう。

・風疹・麻疹
予防接種によって感染を防ぐことができます。
しかし、妊娠中に予防接種はできないので、妊娠する前に医療機関で検査をして抗体があるかを知る必要があります。
もし、検査で抗体がないことがわかった場合は、感染しないように
マスクや手洗いうがいを徹底しましょう。

・トキソプラズマ、リステリアは十分加熱されていない肉や加熱処理されていないチーズなどを食べることで感染するので、よく加熱することや食品の表示を確認して食事をすることが大事です。
猫を飼っている人は、猫のフンを処理する際はビニール手袋をしたり処理した後は手を洗うこと、家族の人に処理してもらうなどして予防をしましょう。

・サイトメガロウイルスは小さい子どもの唾液や尿から感染するので、上の子がいる家庭ではおむつを替えたり子どもと遊んだ後はしっかり手洗いをしましょう。

・インフルエンザは予防接種を打つこと、さらに手洗いうがいを徹底することでかなり感染する確率を減らすことができます。

上記では重要な感染症について話しましたが、これらの感染症以外の感染症でも胎児に影響のある感染症もあります。

その対策としては妊娠する前に抗体検査をすること、いつ妊娠してもよいように本やネットから情報を集めて理解することが重要です。
それにより感染対策をして感染リスクを減らすことができます。

まとめ

・妊娠中に注意すべき感染症はたくさんある
・感染症により様々な身体障害が出る
・手洗いうがいによりリスクを減らすことができる
・妊娠前の検査、情報収集が重要

妊娠中に感染症にかかると母体にも胎児にも大きな影響があります。
特に風疹と麻疹は予防接種によって防ぐことができますが、妊娠中は予防接種ができないので、妊娠前に検査をして自分の状態を知ることが重要です。
また広く知られていない感染症もあるので、本やネットから情報収集をしてどんな対策をすればよいのかが重要になってきます。
自分のためにも子どものためにも家族のためにも後悔しないように対策をしましょう。

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