ワクチンパスポート12月にオンラインで発行へ
政府は9月6日、ワクチンパスポートを12月にもオンラインで
発行する方針を決定しました。
ワクチンパスポートとは、新型コロナウイルスのワクチン接種を
証明するものです。
オンライン発行にはマイナンバーカードが必要となりそうです。
現在は、海外旅行者用のワクチンパスポートが発行されています。
今回検討されるのは、国内用です。
国内のイベントや旅行、飲食などに訪れる場合
ワクチンパスポートを持っている人のみが入場できる仕組みを
検討しているのですね。
ワクチンパスポートの申請はオンラインでできるようです。
コロナ禍で大打撃を受けた経済界の復活に期待する声が
多く上がっています。
国内のイベント・飲食店の救世主となるか
入場時にスマホのQRコードで“ピッ”
ワクチンパスポートをネットで申請します。
証明書はスマホのQRコードに反映することが出来ます。
スマホを持って出かければ、ワクチン接種者限定入場可能な
イベントや飲食店を利用できるということなのです。
コロナ対策で各地に「緊急事態宣言」が発令されています。
この宣言下ではすべての市民を対象に、イベントや旅行
飲食店の利用が制限されることになります。
感染拡大防止には大いに有効な対策ですが、その反面
多くの店舗やイベント会社が経営難となっています。
このままではお店がつぶれちゃいますよね。
政府は2021年内にワクチン接種がほぼ終わると見込んでいます。
その時点で経済活動に重点を置きたいのです。
ワクチンパスポートを持っている人から行動規制を緩和して
経済を回してほしいということですね。
すでに民間レベルで「特典」が実施されている
ワクチン接種証明書を持っている人に対して、民間の経営者が
独自に特典付与を実施しています。
全国の宿泊施設では、宿泊料金の割引や飲食のサービスを
実施している所がたくさんあります。
（いわき湯本温泉組合の特典例 https://iwakiyumoto.or.jp/vaccine/）
飲食業界では、料金割引や飲み物無料などのサービスを
実施しています。
（ワタミ株式会社の例 https://www.watami.co.jp/）
レジャー業界でも旅行者に対しての割引があります。
（ビッグホリデーの例 https://bigs.jp/special/vaccine/）
すべての業界を紹介したいのですが、たくさんありすぎます。
出かけるときは、ネットで情報をキャッチしましょう。
「コロナと共生」生活の始まりか
2020年冬。突然コロナウイルスにより生活が一変しました。
それから現在に至るまで、人間とウイルスの戦いが続いています。
当初、「夏になれば収まるだろう」「日本は大丈夫だろう」と
楽観視していましたね。
ところが世界的なパンデミックとなり、多くの命が奪われる
ことになってしまいました。
日本では何度も「緊急事態宣言」発令を繰り返すなど
未だに毎日1万人以上の感染者が出ている状況です。
しかし、過去を遡ってみると、人類は大きな犠牲を払いながら
ウイルスと戦ってきました。
近年でも1918年発生の「スペインかぜ」などの大流行が
知られていますね。
「スペインかぜ」とはインフルエンザの一種です。
それから約100年間インフルエンザと戦い続けているのです。
ウイルスは生存を続けるために変異を繰り返します。
薬とウイルスの“いたちごっこ”ですね。
今回のCOVID-19（新型コロナウイルス感染症）も
インフルエンザと同様にウイルスです。
徐々にワクチンや治療薬が開発されていますが
ウイルスも変異を繰り返しています。
いったいいつコロナが終息するのでしょう？
現状ではワクチン接種によって重症化が押さえられて
いるようです。
また、いずれは治療薬も出来上がるでしょう。
しかし、コロナウイルスが変異を続けていることを考えると
インフルエンザのように長期戦となるかもしれませんね。
では、今後ずっと自粛していればいいのでしょうか？
それでは経済が破綻し生活が成り立たなくなります。
そこで政府の方針は「コロナとの共生」にかじを切ることを
検討しているのでしょう。
最初の「共生」策として、ある程度ワクチン接種が進んだら
接種者から自由な往来を認めるということです。
旅行・飲食・イベントへの規制を緩め、経済を立て直すのが
目的です。
私はすでに2回のワクチン接種が終わっています。
ワクチンパスポートで外出できるのなら、県外のコンサートに
行きたいと思っています。
問題が一つあります。
未接種者は行動制限が続くので「差別」になるという意見です。
確かに接種済み者との不公平感がありますよね。
「だったらワクチン接種すればいいじゃないか」となりますが
接種する、しないは個人の自由ですので強制はできません。
政府は未接種者が不利益とならない対策を同時に考えて
もらいたいです。
ワクチンの安全性に関しても、正しい情報を隠さず流して
欲しいですね。
皆さんも「自粛」は限界でしょう。
自由に行動できる日が一日でも早くやってきますように。