ノババックスワクチン いつになるか?供給が決定

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ノババックスワクチンを供給契約

第4のワクチンがやってきます。

政府は9月7日、アメリカのノババックス社と1億5000万回分の
ワクチン供給契約を結びました。

日本への供給は、2022年初頭となる見込みです。

同時に、厚生労働省の薬事承認が出れば、実際に使用される
こととなります。

生産は武田薬品が担当し、日本で作られます。

ノババックスワクチンは、現在接種されているものとは全く違う
特徴があるのです。

特徴を知れば、期待が高まると思いますよ。

今までのワクチンと決定的な違いとは?

1.mRNAタイプではない
2.冷蔵保管が可能
3.日本で作られる
4.変異株にも有効であると期待
ということなのですが、具体的に説明しましょう。

1.mRNAタイプではない

これこそが決定的な違いなのです!

現在日本で接種されている「ファイザー」「モデルナ」は
mRNA(メッセンジャーRNA)タイプです。

対して、ノババックスは遺伝子組み換えタンパク質ワクチンです。
このタイプは以前から適用されている製造方法です。

後で詳しい仕組みをお話ししましょう。

2.冷蔵保管が可能

ファイザー・モデルナは冷凍保存しなければなりません。
しかし、ノババックスワクチンは2℃~8℃の冷蔵保存が
可能なのです。

扱いやすいですよね。

3.日本で作られる

ノババックス社はアメリカの会社ですが、武田薬品と提携し
日本に提供する分は日本の工場で作られるのです。

最近ワクチンに異物の混入がありましたね。
日本で作るのはやはり、安心感がありますよね。

4.変異株にも有効であると期待

まだ治験数が少ないので確定は出来ませんが、主な変異株
8種類に効果が認められています。

治験が進んでも有効性が変わらないことを期待します。

mRNAと遺伝子組み換えタンパクワクチンの違い


これは一番重要な違いなので、掘り下げますね。
ちょっと難しいので、分かりやすく説明できるかな?

mRNAとは、DNAから情報(設計図)をコピーして細胞内に
送り込まれ、たんぱく質が作られます。
これは人間の体内で毎日行われているのです。

この仕組みを応用します。
コロナウイルスの一部をコピーしたmRNAを作り体内に入れます。
そして設計図通りたんぱく質を作ります。

数時間後、作られたたんぱく質が異物(コロナウイルス)と
認知され、免疫機構が働き免疫が作り出されるのです。

分かりやすく言うと、変装して侵入し最後に正体をあらわし
攻撃を受ける代わりに抗体を作ってしまうわけです。

これに対しノババックスは、遺伝子組み換えタンパク質の
ワクチンです。

ウイルスの抗原たんぱく質を合成して作り出されるワクチンです。

この方法は以前から行われており、B型肝炎のワクチンは
これに当たります。

ということは、すでに何年も前から実績のある製造方法なので
安心ですね。

ワクチンに不安がある人に安心感を与えられるか


コロナワクチン接種は100%安全ですか?

という問いにはNOと答えるしかないでしょう。

以前からワクチンには、副反応による問題がたくさんありました。

1980年代に、三種混合ワクチン(はしか、おたふくかぜ、風疹)
を受けた子供に髄膜炎の副作用が問題になりました。

訴訟となり、科学的根拠はなかったのですが副反応と認める
判決となりました。
これで、一気に反ワクチンが叫ばれるようになったのです。

このようなことがあったので、ワクチンに対する根強い
抵抗があるのでしょうね。

欧米でも同じような副反応があったでしょう。
しかし日本のようにワクチン開発が止まることはありませんでした。

欧米ではコラテラルダメージ(やむを得ない犠牲)という
考えがあり副反応は仕方が無いと考えられています。

開発が早いわけですよね。

ネット上には毎日のようにワクチンの副反応を危険視する
書き込みが見受けられます。
中には明らかにデマと思われるのもありますね。

若い世代ほど接種拒否の人が多いのは、これが原因でしょうか?

まあ、少しでも安心感が欲しいと思うのは当然ですよね。

今回紹介したノババックスワクチンは、今までのワクチンより
安心感を得やすいと思います。
実績ある製造法、日本で製造というのが実に良い響きですよね。

政府は、ワクチンに対する情報を素早く、分かりやすく、正確に
流していただきたい。

日本人は安心感さえ持てば、周りへの配慮から接種に応じる
国民性だと思います。

2022年にはコロナウイルス感染症がインフルエンザ程度に
なるといいですね。

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