風疹抗体検査無料クーポンが配布されています

「風疹抗体検査・予防接種のお知らせ」が届きました。

厚生労働省からお手紙が届きました。

中身は、「令和3年度風しん抗体検査・予防接種のお知らせ」
と書かれた案内書。
「風しんにおける抗体検査券および予防接種クーポン」
でした。

え?私ヤバイの?
とびっくりして書類を読みました。

要約すると、風疹の抗体を持っていない可能性がある世代に
無料で検査してくれるというのです。

検査の結果、抗体が無いとわかれば、公費で予防接種が
受けられます。

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クーポンの対象者は?


クーポンの対象者は、昭和37年4月2日から昭和54年4月1日
の間に生まれた“男性”だそうです。

この時代に生まれた人は、風疹の公的な予防接種を受けていない
可能性が高いのです。

その中でも男性の抗体保有率が低いという結果が出ています。

女性はどうなの?
と思い調べたところ、対象外になっていますね。

なぜ女性は対象外なの?
女性は中学生の時に学校で集団接種を受けているからです。

ここまで調べると、中学生の頃の記憶が浮かんできました。

学校で女子だけ風疹予防接種を行っていましたね。
先生に“なぜ女子だけ?”と聞いたところ、先生は“女子は
妊娠しているときに風疹にかかると子供に障害が出るから」
と説明された記憶があります。

2019年時点で40歳以上の世代は、女性は予防接種を1回
受け、男性は受けていないのです。

40歳以下の世代は、全員1度は予防接種を受けています。

クーポン利用方法

送られてきたクーポンは、3種類あります。
1.抗体検査クーポン
2.予防接種予診のみクーポン
3.予防接種クーポン
です。

期限は令和4年2月末まで。(令和3年度分)

最初に医療機関で「抗体検査クーポン」により血液検査を
受けます。

抗体検査で“抗体なし”と判定されると、「予防接種予診のみ
クーポン」「予防接種クーポン」によって予防接種が受けられます。

案内書の裏には、「予防接種の実施機関一覧」が記載されて
います。

「予防接種法」改正により、”今頃“の接種に

なぜ今さら予防接種が必要なのか?

2018年以降風疹の流行は拡大し続けているからです。

風疹は風疹ウイルスによって引き起こされる感染症です。
飛沫感染で、ヒトからヒトにうつります。

成人になってから感染すると、子供の時に感染した場合より
重症化する傾向にあります。

しかし、予防接種を積極的に行っていなかった時期は
子供のうちに風疹に感染し、集団免疫を獲得する方法が
取られていたのです。

私の記憶でも親から“今のうちにかかっておきなさい”と
言われていました。

その結果、子供の頃に感染しなかった方が大人になって感染し
流行を引き起こしているのです。

このような状況に対応するため厚生労働省は、平成29年に
風疹に関する感染症法を改正しました。

改正法で予防接種の積極的な推進をかかげたことにより、今回の
公費接種が実施されることになったのです。

しかし、日本人にはワクチンに対する“恐怖感”があるのです。
過去に起きた「薬害」が影響しているのかもしれません。

1948年からのジフテリアワクチン接種で83人が死亡しました。
1989年からのMMRワクチン接種で1800人の子供に被害が
出ました。

この事故によって政府はワクチン接種を「義務」から「努力義務」に
トーンダウンしてしまったのです。

また、マスコミもワクチンの“恐怖感”を報じたこともあり、日本人に
予防接種に対する抵抗感を植え付けてしまいました。

風疹は発症するとウイルスを抑える治療薬はありません。

ワクチン接種が最も有効な対策なのです。
1回の接種で約95%の人に免疫ができるとされています。

現在では、ワクチンに対しての承認基準が厳しくなっているので
安全性も問題はないと思われます。

せっかく無料でワクチン接種が受けられるのですから、私は
喜んでクーポンを使います。

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