日本海側で大雪により車が立ち往生

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2020年と2021年は雪が多い年になるようです。

12月17日日本海側の山沿いを中心に大雪となりました。

関越道や上信越道など、新潟県内の道路で車の立ち往生が
発生しています。

強い冬型の気圧配置が続いており、各地で大雪に見舞われています。
群馬県のみなかみ町で190センチ、新潟県の中魚津で170センチ
など、山沿いを中心に積雪が大変多くなりました。

今回の雪は、短時間に降り積もったため、雪道に慣れている
ドライバーでさえも想定外の状態になってしまったようです。

車の中で一晩中過ごすことに


ネクスコ東日本の発表によると、関越道で大雪のため16日夜から
車が立ち往生となってしまいました。

その数約1100台。

上り塩沢IC付近から15キロにわたり750台、下り湯沢ICから
15キロにわたり350台が動けなくなりました。

降雪は衰えることなく降り続き、とうとう一夜を車の中で
過ごすことになってしまったのです。

この緊急事態に自衛隊が救助に向かい、まずはドライバーの
安全確保に努めました。

車内に取り残されたドライバーに水や食料を配り、携帯トイレも
配ったようです。

何よりも、車内に閉じ込められた人の命を救うことが優先され
体調不良者の救出と、安全確認に奔走しました。

その後17日には雪が一旦小降りになったことで、動かなくなった
車両を牽引し救出していますが、18日の昼時点でまだ数百台が
取り残されています。

自衛隊や道路公団の作業は難航しており、2日目の夜を車の中で
過ごしたことになります。

現状一人の犠牲者も出していないことに敬意を表しますが
ドライバーの健康状態が心配ですよね。

雪で動けなくなった時の注意点


「たかが雪」と気を抜くと命に係わることになりますよ。

雪で車が動けなくなった場合の注意点は
①むやみに外に出て歩き回らない。
②車体後部のマフラーが雪で塞がれないようにする。
③ドアに付着する雪を取り除く
④たまに外に出て軽い運動を行う。
⑤体調不良を感じたら、早めに救助を要請する。
⑥暖房を切って眠らない。
などが重要です。

1は、外は雪が積もっていてその下に何があるのかわからない
状況です。側溝に落ちることや崖から転落の危険があるので
一人で歩き回るのは危険です。

2は、暖房を使用中にマフラーが雪で塞がれると、車内に
排気ガスが逆流し、一酸化炭素中毒の危険が生じます。

3は、ドアに付着した雪が凍ってしまい開かなくなる危険が
あります。

4は、長時間座っていると「エコノミークラス症候群」に
なりやすいので、1時間に1回は運動しましょう。

5は、体調の異変に気付いたら、早めに携帯で救助を呼びましょう。

6も一酸化炭素中毒防止のためです。

いずれの場合も命に係わる重大な事故につながります。
冷静な判断が重要ですね。

出発前に状況確認を

雪の多い地域を運転する予定があるときは、事前に天気予報と
道路交通情報をよく確認してから出発してくださいね。

雪による立ち往生は天気予報を確認し、その情報を甘く考えないで
細心の注意を払えば防げるでしょう。

しかし、仕事でどうしても出発しなければならない時や
突然予想外の大雪に遭遇することがありますよね。

普段から雪道を走行する場合、立ち往生するかもしれないことを
想定して出発してくださいね。

立ち往生になるかもしれないと思ったときは、事前に万が一の
ための準備をしてください。

食料・水・毛布など、災害時常備グッズを車に積んでおくのが
いいでしょう。

携帯電話の車内充電器を用意し、ガソリンは満タンにして
おきましょう。

家族や会社の人に、“いつ頃どこを運転するのか”を知らせて
おけば安心ですね。

17日から18日の日中は、雪が止んでいるようですが
18日夜から20日まで再び大雪の予報が出ています。

出発前に天気予報を確認して、事故が起こらないように
対策を立ててくださいね。

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