日本のコロナ終息は先進国で最後となるのか

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イギリスの医療調査会社エアフィニティーは、新型コロナウイルスの
ワクチンが各国で普及し、社会が日常に戻る時期を予測した
調査結果を発表しました。

その調査では、アメリカが最も早く21年4月、イギリスは7月
EUは9月、肝心の日本は10月となっており、先進国で
最も遅くなると予想しています。

「社会が日常に戻る」定義は、国民の多くが予防接種を受け
集団免疫を獲得することです。

現在承認されたもしくは、近日承認されるワクチンの原料不足が
あるようで、日本への供給が予定より遅れるようです。

日本のワクチン開発の遅れ


日本のワクチン開発は、先進国では周回遅れといわれるぐらい
遅れています。

そのため海外の製薬会社から供給を受ける契約を結んでいますが
そんなに甘くはないようです。

原料不足が起こり、生産が予定より遅くなるということです。

それに加え、生産国が自国の接種を優先するようなので
売ってもらうのを待つ日本は、後回しになるかもしれません。

当然ですよね…。

元々他国頼みの虫のいい話ではないでしょうか?

製薬会社と契約しても、その生産拠点の国が自国優先供給を
法制化した場合、製薬会社は従わなければなりませんから。

なぜ日本は遅れたのか。
日本の技術があれば、そんなに遅れることは無いように
思われます。

しかし現実では
承認まで4段階あるとすれば、まだ1~2段階の状況です。

遅れた原因は
①国が製薬会社に予算を付けるのが遅い。
②安全性重視のため、規制が多い。
③欧米に比べコロナ感染者数が少なすぎるので、数万人規模の
治験データが取得できない。

感染者が少ないのはうれしいですが、データ数が少ないのは
なんとも複雑な気持ちですよね。

ワクチン接種による副作用

イギリスでは、すでに接種が始まっています。

同時に副作用が出たとの報告がニュースになっています。

もともと強いアレルギーを持っている人が、ワクチン接種に
よってアレルギー反応が出ているとのことです。

強いアレルギーを持っていなければ、現時点で心配ないでしょう。

インフルエンザワクチンを接種するときに、医師から
「今までに予防接種でアレルギー反応が出たことはないですか」
と聞き取りをされませんでしたか?

予防接種の前には必ず確認されますよね。

ニュースは、見出しだけを見ると勘違いしやすいので注意が
必要です。

逆に危険性を報道されない方が怖いのですが…。

ワクチン開発に対する整備が急務


ウィルスは生命体であるので、増殖するのが使命となります。

人間が薬によってウィルスをやっつけると、型を変えてリベンジ
してきます。

わかりやすく「鬼滅の刃」で例えるなら
「ウィルスの刃・コロナの呼吸・壱の型」が
「ウィルスの刃・〇の呼吸・〇の型」と
変異して攻撃を繰り返すのです。
あれ?主人公と鬼が反対になっちゃった(笑)

人類はこの攻撃に対して戦うのですが、どのような「型」で
襲い掛かかってくるのか、前もってわかることはありません。

そのため新型のウィルスが襲ってきた後に防御策を考えます。
防御策は予防接種と抗ウィルス薬ですね。

ウィルスとの戦いは、時間との勝負です。

ここで笑い話のような例を紹介します。
何年か前に「豚インフルエンザ」が流行しましたよね。
その時はカナダから450億円でワクチンを買ったのですが
承認まで4か月かかり、実際に、使う頃には収束していて
全部捨てたということがありました。

新型ウィルスが襲ってきた場合、最初はなすすべがありません。
少しでも早く「型」を見破り、薬を作るほかに勝てる方法は
ないのです。

そのためには、防御体制の基礎を作っておかなければなりません。

防御体制の基礎とは、製薬会社の研究費を潤沢にし、資金難で
開発が遅れることを国が防がなければならないと思います。

また、必要以上の規制をかけないで、素早く承認できる
システムも必要でしょう。

ワクチン開発は、迅速かつ安全であることが求められますよね。

ただ、未知のワクチンを接種することをためらう方もおられる
でしょう。

国には、接種状況と副作用の情報を、包み隠さず公開して
いただきたいですよね。

それが国民のワクチン接種を早める最大の要因となるでしょう。

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