日本シリーズ 巨人の本拠地は京セラドームドームとPayPayドームで開催
2020年プロ野球日本シリーズは、11月21日に開幕します。
セ・リーグ優勝の読売ジャイアンツとパ・リーグクライマックス
シリーズ勝者のソフトバンクホークスとの間で日本一を争います。
しかし、試合会場はソフトバンクの本拠地はPayPayドーム
ですが、ジャイアンツの本拠地がオリックスの京セラドームに
なってしまいました。
前代未聞の開催になりますが、どちらに有利にはたらくか
注目が集まっています。
東京ドームは使えない?
ジャイアンツがペナントレースをリードしている頃から
問題になっていたのが、東京ドームが使えないことでした。
11月21日あたりは、社会人野球の「都市対抗野球大会」が
東京ドームで開催することが決まっていたのですね。
この時期に日本シリーズが行われるとは、誰も予想つかなかった
でしょう。
横浜や神宮球場で開催する説もあったのですが、やはり11月の
寒さには勝てなかったのでしょう。
ドームでは観客に対して、コロナ対策による入場制限があります。
シーズン後半に緩和された収容人員の50%以内となります。
入場時には検温がなされ、マスクの着用が義務付けられます。
もちろん大声での応援はダメですよ。
野球観戦は“ビール飲んで盛り上がろう“もダメなのです。
今年の日本シリーズには特別ルールがあります。
ベンチ入り選手は、シーズン同様26人です。
延長回は、シーズン中の10回から12回に増えます。
これはあってはならないのですが、シリーズ期間中に
新型コロナウイルスの影響により続行不可能となった場合は
その時点で勝利数の多いチームが日本一となります。
また、同勝利数の場合は、得失点差で決まります。
今年の日本シリーズの見どころ
今年は特殊なシーズンでしたので、思わぬ落とし穴があるかも
しれません。
一番の問題は、選手のコンディションではないでしょうか。
シーズン中の過密日程が知らず知らずのうちに選手の体力を
奪っていることでしょう。
また、例年だとシーズンオフの時期に日本シリーズを戦うので
コンディションのピークをそこに合わせられるかどうか。
コンディションの件を含めて、両チームの戦力を比較してみましょう。
シーズン中の打撃成績は、チーム打率がジャイアンツ.255
ソフトバンクが.249となっており、拮抗しています。
投手防御率は、G=3.34 S=2.92とソフトバンクが有利でしょうか。
防御率の内容は、先発陣は双方同じぐらいの成績なのですが
リリーフに限っては、G=3.60 S=2.60と差が開いています。
つまり、ソフトバンクがリードする展開に持ち込めば、勝利に
近づくということですね。
特にジャイアンツのリリーフ陣は、大竹・デラロサ・中川選手の
怪我の回復状況がカギを握りそうです。
ファンは複雑な気持ち
ジャイアンツファンにとって、本拠地の東京ドームで試合が
出来ないのがなんとも寂しいでしょうね。
逆に、関西のジャイアンツファンにとっては、うれしいでしょう。
今年のシリーズで最も残念となるシナリオは、開幕前や途中で
中止になることではないでしょうか。
選手がコロナに感染する場合や、観客がクラスターに巻き込まれると
その時点で中止となるかもしれません。
ましてや、現在感染第三波といわれるぐらい、感染者が急増して
いる状況です。
もう祈ることしかできません。
「どうか、無事に開催できますように…。」
プロ野球ファンにとって今年は、我慢の連続でしたよね。
開幕が遅れ、球場で観戦できない時期があり、クライマックス
シリーズはなくなりました。
後半戦では観戦ができるようになりましたが、声は出せない
ビールは飲めないなど、楽しさ半分でしたね。
昨年は、ソフトバンクが4連勝してあっけなく終わって
しまったので消化不良ではなかったですか?
せめて日本シリーズは、白熱したゲームとなって思いっきり
楽しみたいですよね。