無人決済コンビニエンスストアが実用化へ

コンビニエンスストアのファミリーマートは、TOUCH TO GO
(TTG)と無人決済コンビニエンスストアの実用化に向けて
業務提携しました。

2021年春の開店を目指しています。

TTGが開発した無人決済システムとは、利用者が商品を
手に持って無人のレジに行くと、タッチパネルに商品と金額が
瞬時に表示されます。

利用者はパネルの金額を確認し、電子マネーなどで支払いを
行えば買い物が済ませられるのです。

また、設置されるカメラで利用者と手に取った商品を
リアルタイムで認識することができます。

無人化店舗を導入することにより、コスト削減が期待されて
います。

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現在実験的に無人決済店舗が運営されている


TTGとは、株式会社TOUCH TO GO(本社:東京都港区)で
最先端のIT技術を活かして「省人化」「省力化」システムを
提供する会社です。

この会社のシステムが現在運営されている場所は、高輪
ゲートウェイ駅です。

赤羽駅のコンビニで、2018年10月から2か月間実証実験が
初めて行われました。

その結果を踏まえ、初めて開店したのが高輪GW駅にある
無人決済店舗です。

高輪GW駅の店舗の様子を、体験者のレポートをもとに
紹介します。

入店時は、入り口に立つと自動ドアが開きます。
一度のドアオープンにつき一人が入れるようです。

買いたい商品を手に持って決済エリアに立つと、そこに設置
されているタッチパネルに商品名と金額が表示されます。

商品は自分のバッグに入れていても問題ないです。

表示を確認して電子マネーで決済すると自動ドアが開き
外に出られるようです。

店内には50台ものセンサーカメラが設置され、入店者の
動きを捕捉し、商品を確認しています。

無人店舗と勘違いされやすいようですが、店員がいないの
ではなく、無人決済なのです。
店員さんはちゃんといるのですよ。

コンビニの問題は人員コストと万引き


知人のコンビニ経営者に以前話を聞いたことがあります。

コンビニを経営する上で、何が大変ですかと尋ねたところ
人員の確保と万引き被害だと教えてくれました。

コンビニの営業はほとんどが24時間営業です。

夜中に働いてくれるアルバイトを確保するのに苦労している
ようです。

ましてや、コロナ禍では接客商売に従事してくれるアルバイトが
なかなか見つからなくて困っています。

1か月の万引きによる損害が、多い時で60万円あると聞いた
時には驚きました。

その被害額は、1か月の純利益を上回る額になることも
あるようです。

最近では防犯カメラが充実しているので、だいぶ減った
ようですが、本当に悔しい思いでしょうね。

無人決済システムが、この二つの問題を解決してくれることを
期待したいですね。

<h2>無人決済店舗の未来像

無人決済システムの最大のメリットは、「省人化」ですね。

今まで2~3人で接客していたのを一人でOKなのです。

反対に無人決済店舗の試験営業で、いくつかの問題も発見できた
ようです。

現状のセンサーカメラでは、入店人数に限界があるようです。
センサー能力の限界を超えると、それ以上のお客が入店出来なく
なります。

センサーの目から逃れて万引きされたケースもあるようです。

最大の問題は、キャッシュレス支払いができない客です。
現金で支払う人は多く、レジが混雑するようです。

以上の問題点を解決できるなら、こんなにメリットがある
コンビニはないでしょう。

そのためにも、システムの向上が重要になってきますね。

さらに、日本人のキャッシュレス化が進むことを期待すると
同時に、キャッシュレス化を推し進める役割を担えるように
なればいいですね。

数年後には、無人店舗が当たり前の世界になっているでしょうね。

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