2032オリパラはブリスベンに決定
2032年夏季オリンピック・パラリンピックは、オーストラリア
のブリスベンに決定しました。
ブリスベンは、オーストラリア東部ゴールドコーストの
少し北に位置します。
オーストラリアでの五輪開催は、メルボルン・シドニーに続き
3度目となります。
この時期のオーストラリアは冬にあたりますが、温暖な地域なので
素晴らしいパフォーマンスが期待できそうですね。
なお、2024年はフランスのパリ、2028年はアメリカの
ロサンゼルスでの開催が決まっています。
オリンピック競技はどうなる?
今回の東京オリンピックでは、空手・スケートボード・サーフィン
スポーツクライミングが初めて競技に加わりました。
また、野球とソフトボールも復活しましたね。
2024パリオリンピックでは、再び野球とソフトボールが外れ
空手もなくなります。
代わりに追加される競技はブレイクダンスです。
ブレイクダンスの詳細なルールは未定ですが、「バトル」での
競技が有力です。
1対1でダンスバトルを行い、トーナメント方式ということですね。
ダンスは最近日本の学校授業にも取り入れられているように
若い世代に人気が高い競技ですね。
私たち“昭和世代”にはよくわからない競技ですが、すでに
世界大会が開催されているのですよ。
2028ロサンゼルスオリンピックの競技種目はまだ決定していません。
アメリカなので、野球とソフトボールが再々復活するかも
しれませんね。
2032ブリスベンオリンピックも開催地決定間もないので
当然競技内容は決まっていません。
そのころには、どんな新種目が追加されるのでしょうか。
まったく知らない競技や、“え?”と驚く競技が増えるかも
しれませんね。
ブリスベンってどんなところ?
ブリスベンは、オーストラリア大陸の東海岸に位置します。
メルボルン・シドニーより北(赤道寄り)で、有名なリゾート地
ゴールドコーストの近くです。
一年中温暖な気候なので、現地が冬(南半球なので)でも
ちょうどいい気温でしょう。
日本からの直行便はカンタス航空しかありません。
その他の航空会社ではシドニーなどを経由することになります。
ブリスベンには超有名な観光スポットがありません。
(ブリスベンの方、ごめんなさい)
他の場所を経由し、オリンピックのついでに観光するのも
いいですね。
今後のオリンピックの方向性と改革
最近のオリンピックは、いくつかの問題があるように思います。
一つ目は、経済的に豊かな国しか開催できないことです。
東京が2回目、パリとロサンゼルスは3回目の開催となります。
一方で、まだ一度もオリンピックを開催していない国は
たくさんありますね。
地域で分けても、アフリカ大陸で1回、南アメリカ大陸で1回
中央・西アジアは0回です。
今回の東京オリンピックでは、開催予算が数兆円と言われています。
この予算を出せる国が限られてしまうのですね。
二つ目は、開催日程が7月~8月に固定されていることです。
1964東京オリンピックは10月10日開会式でした。
開会式を祝して「体育の日」となったわけですね。
それが夏場に固定された原因は何か?
9月から5月までは世界の主要プロスポーツが行われるからです。
商業的価値の高いプロスポーツを、中断や短縮することは
今や不可能となっているのですね。
スポンサーが関係している以上仕方ないでしょう。
開催時期の固定化で、赤道周辺の暑い地域で開催することが
難しくなっているのです。
三つ目は、若者のオリンピック離れです。
娯楽の多様化により、若者の関心が薄れているのです。
しかしIOCも少しずつではありますが、改革を進めている
ようです。
オリンピック開催の低予算推奨、開催競技の見直し
そして若い世代の取り込みです。
開催都市の要望を考慮して、開催種目を増減させています。
さらに、経費削減のため既存の施設を使用することを
推奨しています。
野球が外されてしまうのは、これが原因ですね。
若い世代にオリンピックへの関心を持ってもらうために
新競技も積極的に加えています。
東京のサーフィン、スケートボード、スポーツクライミング
ですね。
パリではダンスバトルが行われるのです。
さらに「eスポーツ」が近いうちに新競技となるかもしれません。
eスポーツ=ゲームバトルなのですよ。
ゲームがスポーツ?
と、おじさん世代は思うかもしれません。
多様化の時代です。
古い先入観は捨てなければなりませんね。
東京オリンピックは、コロナの影響で開催が危ぶまれましたが
なんとか出来そうで良かったと思います。
やはり世界中から観客が集まらないと寂しいですね。
パリ、ロサンゼルス、ブリスベンと続くオリンピックは
無事で盛り上がる大会になることをお祈りします。