気候非常事態宣言を国会採択

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気候非常事態宣言が国会で可決された

11月19日国会の衆議院本会議で、「気候非常事態宣言決議」が
可決し採択されました。

「気候非常事態宣言」とは、地球温暖化などの気候変動に対する
対策に取り組むと宣言することです。

この宣言は、ヨーロッパを中心に1000を超える国や自治体が
表明しています。

菅内閣が掲げる「2050年までに脱炭素社会」の実現に向けて
一歩踏み出したことになります。

小泉進次郎環境相は、「2050年までに温室効果ガスゼロに向け
取り組みを加速させます」と表明しました。
また、「環境先進国日本を復権する」と決意を述べました。

世界各国でガソリン車の製造が禁止に


すでにヨーロッパ各国、中国、アメリカカリフォルニア州などが
ガソリン車・ディーゼル車の製造禁止を打ち出しています。

アメリカ2035年、ノルウェー2025年、フランス・スペイン2040年
その他のヨーロッパ2030年、中国も2035年頃にガソリン車の
販売を禁止します。

日本の2050年は、一見世界に比べて遅いように思いますが
これは、2050年までにガソリン車を全廃にするという意味
なので、2035年には販売が中止されているでしょう。

中国が率先して電気自動車を推進しているのは素晴らしいです。
いち早く高性能な電気自動車を開発し、途上国に売りたいのかも
しれませんね。

アメリカは、トランプ政権においては環境問題に消極的でしたが
民主党政権に代わると環境重視の政策に変わるでしょう。

ということで、ガソリン車でエンジンをバリバリふかして
乗れるのは、せいぜいあと20年となるでしょうね。

「EV」「HV」「PHEV」の違い、知っています?

テレビコマーシャルでよく聞く「EV」や「HV」などの
違いがわかりますか?

・EV=電気自動車
バッテリーを搭載してモーターを動かして走ります。
メリットは、排気ガスを出さない、消音、経済的などで
デメリットは、航続距離が短く充電に時間がかかることです。

・HV=ハイブリッド車
ガソリン車と電気自動車の良い部分を取り入れた車です。
メリットは、走行状態によって両方が効率よく切り替わること
です。ただ、ガソリンを使うので、今後は無くなるかも
しれません。

・HEV=プラグインハイブリッド車
ハイブリッド車だけど走行中に充電が自力でできます。
普段は電気自動車として走行し、バッテリーが少なく
なればガソリンで走り充電も一緒に行います。
現在では最新式となっているのですが、これもガソリンを
使用するので無くなる運命にあるのでしょうか。

日本の自動車メーカーは、「EV」車の開発競争が激化しています。

「EV」の弱点であるパワーと充電時間の改良が重要なのです。

例えば大型トラックを「EV」にするには、巨大なバッテリーが
必要となり、現在の技術ではまだ無理なのです。

バッテリーの小型化・効率化に成功したメーカーが大きな
利益を上げるのは間違いないでしょう。

地球温暖化政策の現状と今後


現在の環境問題で最も重要視されているのがCO2の排出ですね。

地球温暖化の原因は、CO2の排出によるものと言われ続けて
います。

地球温暖化は“でっち上げ”という意見もあることはご承知下さい。

CO2を出す原因は、化石燃料や石油製品を燃やすことにより
発生します。

その結果、ガソリン車を規制するようになったのです。

しかし、電気自動車にするだけでは解決できません。

現状では電気を作り出すために火力発電がまだまだ主力です。
そのため、火力発電に変わる発電システムが必要となりますね。

CO2やフロンガスなどの温室効果ガス削減について、日本で
有名な協定に「京都議定書」があります。

「京都議定書」は、1997年に京都で採択されました。

2008年から2012年までに先進国の温室効果ガスを減らすために
作られた宣言書です。

日本とEU諸国は目標を達成しましたが、アメリカは拒否。
中国・インドは先進国でないため大幅に排出量を増やしました。

地球全体でみると、大幅に増えているため成功とは言えません。

各国様々な状況があるので一概には言えませんが、協力
しなければならない問題なのであれば、足並みをそろえてほしい
ですね。

一方、石油産出国にとっては、大問題でしょう。

今後中東などの勢力図が変わるかもしれませんね。

車は人力から化石燃料、そして次は電気へと進化を続けています。

他の分野でもまだまだ改善できることがいっぱいあります。

高度な文明を持つ人間だからこそ、公平で協調性の高いルールを
定めることが重要だと思うのです。

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