コロナ抗原検査キットが市販承認

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抗原検査キットが9月下旬に薬局で買える

コロナ抗原検査簡易キットが、買えるようになります。

厚生労働省は、現在医療機関で使用している抗原検査キットを
9月下旬にも薬局販売を認める方針です。

あれ?今でもネットで販売しているよね?

そうなのです、現在販売されているもの全ては未承認のキット
なのです。
しかも商品はピンキリで、良いものもあれば安くて悪いものが
出回っているのです。
すべてが承認されていませんので注意が必要です。

現在医療機関での使用が承認されているキットは約28種類あります。
承認されているキットのうち、どれが・いくらで市販されるかは
まだ決まっていません。

まもなく発表されるでしょう。

抗原検査の仕組みと検査方法


抗原検査とは、コロナウイルスの抗体を用いて抗原を見つける
検査のことです。

抗原とはコロナウイルス特有のたんぱく質のことです。
これが体内にあるかどうかを見つける検査です。

現在医療機関で検査すると、30分程度で結果がわかり
費用は1万円ほどです。

検査方法を説明しましょう。

厚生労働省から「病原体検査の指針」が出ています。

簡易キットは「鼻」からが基本です。
唾液でできるキットもあるのですが、抗原検査の場合唾液では
ウイルスの発見が難しいのです。

“鼻は苦手“という方が多いようですが、観念してください。
やるしかないのです。

綿棒を鼻の穴に挿入し、5回ぐらい回転させればいいのです。

検査の結果「陽性」となったら、ほぼ100%ウイルスに感染して
います。
すぐに保健所に連絡して指示を仰ぎましょう。

逆に「陰性」と出た場合は注意が必要です。

抗原検査はPCR検査ほど正確には検知できません。
抗原検査が「陰性」であったとしても、熱が続く場合は保健所や
医療機関に連絡しましょう。

「陰性だから大丈夫」と油断するのは危険なのです。

コロナ感染症の検査は3種類ある


コロナウイルス感染を調べる方法は3種類あります。
PCR検査
抗原検査
抗体検査です。

PCR検査とは
鼻の粘膜や唾液を採取して、ウイルスの遺伝子を増幅させ
コロナウイルスの遺伝子配列があるかどうかを調べます。

コロナウイルスは、指定感染症2類に指定されているので
医師の診断を受けた場合検査費は無料です。

抗原検査は先ほど説明した通りです。

PCR検査より簡単で早く結果がわかります。
その反面、正確性に欠けます。

抗体検査とは
過去にコロナウイルスに感染していたかどうかが調べられます。

コロナに感染すると、ほとんどの場合抗体が出来上がります。
血液検査で抗体が発見されれば、コロナウイルスの感染歴が
あると言えますね。

保険適用ではないので、検査料は全額自己負担となります。

検査後、陽性が発覚した場合の行動基準を明確に

検査キットが薬局で手軽に購入できるのはいいことですね。

PCR検査を自費で受けると3万円前後かかります。
また、医療機関に出向かなければなりません。
さらに、結果がわかるまで最低1日待たなければなりませんね。

その点、抗原検査キットは数千円で買えるようなので、躊躇なく
出来そうですね。

問題は検査後にあるのです。

一つ目の問題は、コロナウイルスに感染していても陰性反応が
でることがあるのです。

熱が上がりコロナ感染の症状があっても、検査では陰性。
そのため医者にかかるのが遅れることが考えられます。

現在の治療方法は「抗体カクテル療法」が推奨されています。
この治療は、感染から7日以内に投与しなければなりません。

抗原検査キットで陰性だったと油断して、数日間放置すると
仮定しましょう。
後に、実は感染していたとなった場合「抗体カクテル療法」が
間に合わなくなるかもしれないのです。

検査キットの過信は禁物ですよ。

二つ目の問題は、陽性反応が出た場合です。

医療機関でPCR検査を受け陽性となった場合、入院か自主隔離に
なってしまいます。
もう会社に行くことや遊びに出かけることはできませんね。

しかし、自宅で検査をして陽性反応が出た場合、すぐに保健所へ
連絡できますか?

仕事を終わらしてからとか、隔離用の買い物をしておこうと
外出してしまうかもしれません。

その油断が感染を拡大させるかもしれませんよね。

抗原検査キットは、陽性なら100%感染、陰性でも感染の
可能性があることを覚えておいてください。

“簡単=不確実”なのですね。

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