BTS所属事務所の新規公開株が連日の下落から1年

2021年まではBTS所属事務所の新規公開株が連日の下落でした。

2020年10月15日韓国取引所にビッグヒットエンターテインメントが
新規株式公開を行いました。

ご存じの通り、この会社は韓国人気K-POPスターである
BTSが所属していますね。

株式公開価格は13万5千ウォンです。

公開と同時に買い注文が殺到し、35万1千ウォンまで上昇
しました。

このままなら投資した人にとって、最高の取引となったのですが
わずか数日で暴落してしまいました。

26日の終値は15万6千ウォンまで下がっています。

しかし今の値は、公開価格近辺ですので、最初の評価通りと
なっただけです。
妥当な価格に戻ったということでしょうか。

悲劇は、株式をよくわかっていない若者たちが、高値で購入
してしまい、大損をしたということですね。

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投資初心者の資産が激減


BTSが所属する会社株ということで、熱烈なファンたちが
(アーミーと呼ばれる)大変多く株式を購入しました。

その中には、株式投資自体が未経験のファンが多くいたようです。

ファンたちは“BTSのためなら”とか、グッズでも買う感覚で
高値の株をつかんでしまいました。

中には借金をして株を買った人もいるようです。

新規公開株は、ほとんどが上場後値を上げます。そしてその会社の
将来性などによって適正な株価に落ち着きます。

値上がりすることもあれば、公開価格を下回ることもあります。

これが株取引の面白さであり、怖さなのですね。

今回の公開株を初めて買って大損した人の中には、SNS上で
「取引のキャンセル」を訴えている人がいました。

やはり株投資を理解していないのか、あり得ない話ですね。

株投資は儲ける人がいれば、同じぐらいの損する人がいるのです。

そこをよく理解しないで借金までしてしまったことは気の毒に
思います。

日本でもバブル時期に同じようなことがありましたね。

株式で全財産をなくした過去…


私は、バブル全盛時代に株式投資に狂っていました。

家を担保に入れ、借金までして購入していたのですね。

その当時は毎日株価が上がっていましたので、金銭感覚が
マヒして、派手に遊んでいた記憶があります。

おいしいものを食べて、朝まで飲み歩いて、ゴルフ三昧の
夢のような生活でした。

その生活が一変した原因は、バブル崩壊によります。
夢のような生活から地獄を味わうことになってしまいました。

担保に入れていた家もなくなり、“若気の至り”では済まない
事態になったのですね。

周りの友人たちも同じような状況でした。

今回の韓国の状況を見るにあたって、同じような苦しみを
若い方々に味わってもらいたくないと願うばかりです。

株式は預金ではない、ハイリスクの投資である

先ほども申しましたが、株式は預金ではありません。

ハイリスクを伴う投資です。
やり方によっては、合法の博打にもなり得ます。

どこの株を買うかの基準は、会社の将来性・財務状況・
配当金の有無などで判断するのです。

好きな芸能人を応援するために投資するのは危険です。

投資したお金が戻ってこないことを覚悟したうえでの購入なら
あきらめもつくでしょうが。

公開株を買った後で「損するとは思っていなかった」や
「払い戻ししてほしい」「国が救済措置を取るべきだ」という
考えは通用しません。

今回の「ビッグヒットエンターテインメント」株の公開は
マスコミなどで相当宣伝し煽ったのは事実です。

宣伝では“国をあげて応援しよう“という雰囲気が強かったので
それについては今後、考えていただきたいと思います。

大切な財産です。
どう増やすかは本人次第です。

しかし、後で悔やむような投資はやめたほうがいいと思います。

大きなお世話かもしれませんが、私の経験からご忠告させて
いただきます。

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