日本紅斑熱の原因はマダニか

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マダニに注意!日本紅斑熱の原因に

マダニに噛まれないでください!

「日本紅斑熱」に感染する危険があります。

マダニが媒介する「日本紅斑熱」の感染者が年々増え続けて
います。

2020年は過去最高の420件の感染報告がありました。
今年もさらに多くの感染が危惧されています。

夏場の外出には、虫刺されにご注意を。

日本紅斑熱とは


「日本紅斑熱」は「日本紅斑熱リケッチア」という微生物が
感染症を引き起こします。

マダニは蚊と同じように動物の血を吸って生きています。
血を吸うときにマダニが持っている「日本紅斑熱リケッチア」を
人間にうつします。

「日本紅斑熱リケッチア」に感染すると、2日~1週間で
症状が出ます。
頭痛、高熱、倦怠感、赤い発疹などです。

感染しても早期に治療すれば問題は無いのですが、進行すると
重症化しやすく、最悪の場合死亡することもあります。

たかが虫刺されと、放っておくと大変なことになりますよ。

ダニに噛まれると、噛んだところが見つけられます。
小さな赤い点が2個、数ミリ間隔で見つかります。

やがて赤い斑点となりかゆくなったら要注意ですよ。

ダニは他にも危険な病気を引き起こす


ダニは「日本紅斑熱」以外にも様々な病気を引き起こすことが
あります。

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
ツツガムシ病
などが有名です。

SFTSとは、「SFTSウイルス」による感染症で、発熱や消化器
系の病気を引き起こします。
感染症法第4類に指定される恐ろしい病気です。

ツツガムシ病は、ダニの一種であるツツガムシに刺されると
病原体がうつり、重篤な症状になることもあります。
こちらも第4類に指定されています。

また、重症化する伝染病にかからなくても、アレルギー反応を
引き起こすことがあります。

私は20代の頃ダニに噛まれアレルギーを起こした経験があります。

最初は、噛まれたところが猛烈にかゆくなりました。
次には全身に発疹が出来始め、かゆみも広がりました。

医者に掛かり、ステロイド系の塗り薬を処方してもらい
ましたが、今度はステロイドの副作用でリバウンドを起こした
のです。

リバウンドにより、全身に湿疹が広がり入院も経験しました。

結局回復したのは十数年後です。

たかが虫刺されと甘く見た代償は大きかったのですね。

夏場のアウトドアにご注意

昨年あたりからアウトドアがブームになっていますよね。

家族や職場の同僚たちとキャンプやバーベキューを楽しむ
方が増えてきました。

コロナ禍で、インドアの娯楽は感染が心配なのでしょう。
自然の中でアウトドアを楽しむのは感染リスクが低いという
考えからなのでしょうね。

野山でキャンプ。
気分転換にはもってこいですよね。

しかしそこには、ダニや毒虫がたくさん生息しています。
「密」を避けても「ダニの密」の中にいることをお忘れなく。

ここで噛まれることにより、感染症が増加しているのです。

感染を防ぐには、虫に刺されないことです。
そのために虫よけスプレーなどで予防しましょう。

もう一つの要因とされているのがペットです。

これもコロナ禍でお家に籠る寂しさを解消するためにペットを
飼う家庭が増えました。

ワンちゃんや猫ちゃんは、外に出すと必ずと言っていいほど
ダニやノミを付けて帰ってきます。

そのダニに飼い主が噛まれるという事案が増えているのです。

こまめにシャンプーやダニ駆除を行ってあげてください。

普段の生活の中で、“虫刺され”は軽く見られがちですね。
市販の軟膏などを塗っておく程度ですよね。

しかし、ダニは恐ろしい伝染病ウイルスを持っています。

噛まれたとわかった場合または、発熱などの症状が出た場合は
すぐにお医者さんに行ってくださいね。

ひどくなってからでは、治すのが大変なことになりますから。

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