バイトテロによる損害の大きさ

バイトテロによって大きな損害を被る

またまた「バイトテロ」が起こりました。

カレー専門店「CoCo壱番屋」で、アルバイト男性が厨房で
カレーに不適切行為をしたのです。

この様子を撮影しインスタグラムに投稿したものが出回り
大騒ぎとなりました。

このためSNS上では、店舗に対し「社内教育はどうなっているのだ」
「以前に食べたことがあるので返金しろ」との苦情が相次ぎました。

また、不適切行為をしたアルバイトの氏名・住所などの特定が
進んでいます。

先日も「ドミノ・ピザ」で同様の事件があったばかりです。

このようなバイトテロが繰り返されることによって企業は
大損害を被ることになります。

バイトテロに対して厳しい“制裁”が科されることになるでしょう。

スポンサーリンク

バイトテロの代償は大きい


「バイトテロ」一向に無くなりませんよね。

本人たちはちょっと“ふざけてみた“だけなのでしょうが
その代償は小さくありません。

2013年東京都にある「ブロンコビリー」でアルバイトが
業務用冷蔵庫に入っている姿をTwitterに投稿しました。

会社は2000万円の損害賠償請求を起こしました。
本人は外出できなくなり引きこもっているようです。

2016年には大手スーパー「西友」で青山学院大学の学生たちが
酒を飲み迷惑行為をTwitterに投稿しました。

これが炎上し、学生たちは就職内定を取り消されています。

2017年前橋市のスーパー「フードスクエアガーデン」の
アイスクリームショウケースの中に寝そべりTwitterに投稿しました。

本人は学校を退学になり数百万の損害賠償請求をされたようです。

最悪な事件は、宅配ピザチェーン「ピザーラ」の女子アルバイトが
商品で遊ぶ様子をTwitterに投稿し、さらにその後「西友」に
乗り込み、不適切行為を繰り返しました。

店舗側は、刑事告訴と賠償金数千万円を請求したようです。

SNSと「バカッター」の因果関係

「バカッター」っていう言葉知っていますか?

馬鹿なことをTwitterに投稿する人です。
この言葉は「2013年流行語大賞」にノミネートされました。

この頃はTwitterが急速に拡大し始めた頃です。

当時はTwitterに「面白画像」を投稿することが流行っていました。

投稿は学生たちを中心に、目立ちたいという欲求からだんだんと
過激になります。

そして「バイトテロ」にまで発展しました。

Twitterに投稿すると、全国に拡散される“怖さ”を十分理解
出来ていなかったことが原因の一つですね。

その後ようやく投稿の危険に気付いたのか、「バカッター」は
ほとんどいなくなりました。

これで落ち着いたかに見えたのですが、今度はInstagramに
動画で投稿する事件が増えてきたのです。

まだ懲りていないの?
と不思議に思いますよね。

実は、Instagramの機能には“鍵付きアカウント”“ストーリー”
があるためだと言われています。

これは両方とも仲間内だけしか見られない機能です。

投稿者は、仲間以外に拡散されることが無いので過激な動画を
UPしてしまうのでしょう。

ところが、仲間の誰かが第三者に見せてしまい、そこから
外部に拡散されてしまうのです。

投稿は一生消えない、一生後悔して生きることに


先日YouTubeを見ていたら、CoCo壱番屋の事件について
“物申す”的な動画を発見しました。

動画では、有名なユーチューバーがマイクを持って登場します。
場所はバイトテロを起こした大学生の学校入り口です。

ユーチューバーは事件の内容と大学生の名前を大声で連呼
していました。

こうなるとバイトテロを起こした大学生の情報が全世界に
拡散されますね。

おそらく大学に通うこと、近所に住むこと、就職などに
影響が出るでしょう。

このような「犯人特定」のやり方には当然賛否あります。
でも現実に個人情報が流されたのですから、大学生の今後が
心配ですね。

私たちが学生時代(昭和世代)にも悪ふざけはそれなりに
あったと記憶しています。

しかしあの時代はスマホがありませんよね。

見つかったら犯罪になるようなことでも、自分でその証拠になる
撮影をしないので誰にも知られません。

SNSの発達により“楽しい機能”が増えています。
使い方を間違わなければ、こんな便利なものはありません。

問題を起こした大学生も最初は普通にSNSを楽しんでいたでしょう。

それが“もっと面白く”という欲求のままに不適切動画をUPして
しまったのでしょうね。

これは誰にでも起こる可能性があります。
SNS自体が不適切動画をUPすることを止めてくれませんから。

企業側は今後「バイトテロ」に対してより一層厳粛な対応を
すると思います。

ひとりの従業員の“悪ふざけ”によって、数千万円の損害を出したり
倒産に追い込まれるのは納得いかないでしょう。

“お酒を飲んだら気が大きくなる”と言われますが、“動画を撮ると
気が大きくなる“のも事実です。

今SNSにUPしようとしているものは、一瞬で世の中に広まって
しまいます。

OKボタンを押す前にもう一度考えましょう。

スポンサーリンク

シェアする

スポンサーリンク