LINEの個人データが漏洩しましたよね。
2021年3月17日中国のLINE関連会社の従業員が、日本国内の
個人情報データにアクセス可能な状態であったと発表したというニュースみましたか?
LINEは中国に開発業務などを委託しています。
その委託会社の技術者が(目的は何か調査中ですが)日本の
個人情報をいつでも閲覧できるようにしていたのです。
これって怖くないですか?
個人情報の管理体制がお粗末ですよね。
政府は、第三者委員会を立ち上げ、個人情報保護強化など
運用の見直しを行うようです。
とはいえ、民間の企業の無料ソフトに依存しているというのも
おかしな話ですが・・・。
LINEは便利で無料が魅力だった
日本国内のLINE登録者数は8600万人もいるのです。
これって、携帯持っている人はほとんど利用していることに
なりますね。
LINEは韓国企業NHN株式会社の完全子会社である日本法人
NHN Japan株式会社が、2007年に開発したアプリです。
アプリをインストールしておけば、無料で利用できるので
急速に広まりました。
メールよりスピーディーにやり取りができ、電話をかけて
いるような感覚が好まれたようです。
また、災害時には大いに役立ちます。
災害時は電話がかかりにくい状況になりますよね。
LINEでは、メッセージを残しておくことが出来ます。
相手がすぐに返信できなくても、見てくれれば「既読」と
なるので安心ですね。
私の職場も、連絡はLINEです。
本当に幅広い世代に浸透しているのですね。
そういえばトランプ大統領が警告していたような…
トランプ前大統領は在任中に「外国の企業が取り扱うSNSは
情報漏洩の恐れがある」として、TikTokなどを締め出して
いましたね。
その時は“また政治的な対立を煽っている”と聞き流していました。
現実にこのようなことが起こると心配になってきますよね。
先進国にはアメリカのCIAなど情報機関があります。
また、法律でスパイ防止法が制定されています。
日本にはそのような機関が無いので、情報が筒抜けになって
いるのではないかと言われています。
私などの情報なんか、取るに足らないものなので心配ないですが
企業情報や公務員、国家の情報が漏洩すると大問題ですね。
このニュースを受けて、さっそくLINEの使用を取りやめる
行政機関があるようです。
SNSは個人情報でいっぱい。使用には注意を
LINEはアプリ開始当時から懸念を唱える声がありました。
アカウントの新規登録には携帯の電話番号認証が必要です。
これは本人の情報が得やすくなりますね。
LINE内のシステム管理を外国企業が行っていることも
問題なのです。
このこと最初から知っていました?
知っていたならアプリを使わなかったかもしれませんね。
日本人は情報に対する意識が弱いのではないでしょうか。
私たちが考えている以上に情報が漏洩しているかもしれません。
パソコンを使っていると、毎日のようにスパムやウィルスを
発見します。
知らない間に情報を抜き取られているかもしれませんよ。
情報漏洩を防ぐために作られた「個人情報保護法」では
外国への個人情報の移転や外国からのアクセスが必要な場合は
利用者の同意を得るよう定めています。
逆に考えれば、同意があれば海外へ持ち出せるということでは
ないのでしょうか。
実際に、LINEの規約には(5.パーソナルデータの提供)の項目に
「当社のパーソナルデータの提供先には、お客様のお住いの国
または地域と同等の…第三国に移転する場合があります」と
明記してあります。
もちろん不正使用は違法ですが、閲覧することはどちらとも
言えませんね。
なぜ日本でアプリを作って日本で管理できないのか?
日本のIT技術が他の先進国に比べて劣っているからです。
劣っているから外国の技術に頼らざるを得ない。
“昔の日本は技術大国だったのに“
と嘆くベテラン世代の方がいらっしゃるのでは?
優秀な技術者を育てるプログラムを組むべきだと思います。
自国で開発できるまでは、外国に対しての情報漏洩を防ぐ
法律を強化していただきたいですよね。