ヨーロッパ諸国が再びロックダウンへ

新型コロナ感染の“第2波”が世界中で猛威を振るっています。

ヨーロッパ諸国では、都市封鎖(ロックダウン)や外出制限などの
措置がたくさん実施されるようになりました。

特に10月になってからはヨーロッパで感染者が急増し
1日の感染者数が過去最高を更新しました。

春の第1波では、各地でロックダウンが施行されましたが
今回の第2波でもロックダウンをどの程度行うのか。

経済活動との兼ね合いで、各国の対応に注目が集まっています。

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各国の行動規制状況


ヨーロッパ諸国がコロナ拡大防止のため、市民の行動規制を
取り始めましたので、国別に挙げてみましょう。

イギリスは、ロンドンを含めほとんどの都市で規制が強化
されました。
異なる世帯間の交流を制限し、企業も閉鎖されたところがあります。

フランスは、パリなど大都市で外出禁止令が出ているようです。

ドイツでは、集会などが禁止されました。また、飲食店の
営業時間が短縮になっています。

イタリアは、ローマでマスク着用を義務付け、パーティーなども
禁止されています。

スペインは、マドリードなどがとうとう都市封鎖になりました。

アイルランドは、店内での飲食が禁止されています。

ベルギーは、ブリュッセルのバーを全面的に閉鎖しました。

オランダは、テイクアウト以外の飲食店を1か月程度閉鎖
する予定です。

チェコは、2週間程度の全面的なロックダウンを発表しました。

これ以外の国でも様々な規制が検討されているようです。

日本のように”お願い“ではありません。

違反する行動には、罰則を受けることになりますね。

感染拡大の原因は

10月21日までのヨーロッパ諸国におけるコロナ感染者数は

スペイン100万人、フランス90万人、イギリス76万人
イタリア43万人、ドイツ38万人、トルコ35万人、ウクライナ
31万人などといった状況です。

また、1日当たりの感染者数は、ヨーロッパ全体で15万人
フランスでは3万人、スペイン・イギリスでも1万人を
超えてきました。

春の第1波の時より実に4倍の感染者となっているのです。

では、再度感染が拡大した原因は何でしょうか?

第1波の教訓から、PCR検査自体が増えたのは大きな原因でしょう。

検査数が増えれば感染者数が増えるのは当たり前です。

しかし、実際毎日数万人の感染者が出ているのは事実です。

欧米では「バカンス」を積極的に・長く取りますね。

コロナがいったん落ち着き、夏のバカンスに多くの人が出かけ
ました。

そこでのウィルス拡散が現在の感染者数になってしまったという
説もあります。

国によって予防に対する考え方が違いますので、差が出るのは
仕方ないのでしょうか…。

マスク着用を嫌う方が一定数いるようですから。

ロックダウンが与える影響は計り知れない

第1波の時、多くのヨーロッパ諸国はロックダウンに近い
規制を行いました。

その結果、経済は軒並み30%前後も落ち込み、飲食店や
観光業界に打撃を与え、失業者も増えてしまいました。

今後も、規制強化が続くようなら、経済へのダメージは計り知れない
ものとなるでしょう。

どうやらコロナウィルスは、特効薬が開発されない限り
消滅することは無いとの見方が主流です。

“経済を優先するか感染防止を優先するか。”

これは当面の大きな課題であるのは間違いないですね。

日本や先進アジア諸国では、国民全体が規則を自主的に守り
感染を防止しながら仕事ができる民族だと思います。

ですので、経済政策を緩和しても欧米のような感染拡大を
防いでいるのではないでしょうか。

欧米では様々な民族、多様な思想があるので、その点が難しい
でしょうね。

有効なワクチンが開発されるまで、各国のリーダーに最善策を
取っていただきたいと願うばかりです。

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