TVドラマ「この恋あたためますか」放送内で作られた
シュークリームを買うことができました!
ドラマとセブンイレブンがタイアップし、販売する商品
「チョコっとリラックシュ~」が話題となりました。
ドラマの中では、主演女優が作ったシュークリームがバカ売れ
します。
そのシュークリームと同じものが実際にコンビニで販売されます。
超人気新作スイーツとして販売されるので、事前に納品時間を
確認して手に入れたのです。
味についての感想は控えておきましょう。
最近のTVドラマは、スポンサー企業とのタイアップCMや
コラボ商品、アドフュージョンが多く取り入れられています。
詳しく紹介してみましょう。
タイアップCMとアドフュージョンCM
従来型のCMは、ドラマの進行途中で急に画面が切り替わり
商品をフォーカスしたものが流れ出すというシステムでした。
この方法だと視聴者は、CMに切り替わった途端、トイレタイム
など“用事を済ませる”時間となり、CMをあまり見なくなります。
そこで考え出されたのがタイアップCMとアドフュージョン
なのです。
タイアップCMとは、ドラマに出演している役者さんが
そのドラマの役柄のままCMに出演することです。
CMに切り替わっても、一瞬“ドラマの続き?”と勘違いした
経験はないですか?
CM自体もドラマ仕立てになっているので、ついつい見てしまい
ますよね。
アドフュージョンとは、ドラマの画面上にあらかじめ各社の
CMが入ることを明記しています。
実際にCMに突入すると、広告中であることが紹介されます。
これだけだとドラマが分断されるように感じてしまうので
CMの中でストーリーのヒントを出すことや、登場人物の
裏ストーリーを絡めたものになるようです。
ということは、視聴者はCMを見逃すことができなくなりますね。
実際のCMが面白い
タイアップCMでは、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」や
「アンサング・シンデレラ」が記憶に残っています。
「逃げ恥」は、ドラマ出演者がスポンサーである「日産自動車」
に乗ってコミカルなCMとなっていることが話題となりました。
「アンサング・シンデレラ」では、「クオール薬局」のCMに
人気女優が出演し、ドラマの続きを見ているような内容でした。
アドフュージョンドラマは、まだほとんど無く、これから
増えていくようです。
2年前に「名探偵コジン~突然コマーシャルドラマ」が初めて
放送されました。
ドラマの中でCM中の非離脱率が98%だったという驚異の
一体型CMとなったようです。
TV制作側とスポンサーがwin winとなる
TV局の制作予算が年々減少していると聞きます。
クイズ「ミリオネア」で、毎週1000万円以上の賞金を出して
いた頃が懐かしいです。
最近のクイズ番組も、“勝利者に100万円“だったものが
いつの間にか各地の名産品に変わっていますね。
ドラマでもスポンサー集めが大仕事となっていることは
容易に想像がつきます。
ましてやコロナ禍では、相当予算が厳しくなっているでしょう。
そこで登場したタイアップCMが脚光を浴びています。
スポンサーとしてCM料を出すにあたり、一つの基準が
視聴率です。
この番組は何%の視聴率だから何人の人が見る。
だからCM料はこれだけです。
というのが大まかな契約ですね。
CM料を支払う企業側も予算に限りがあるので、より効率よく
宣伝がしたいはずです。
タイアップCMだと、CM中の離脱率が大幅に改善されます。
ということは、少ない視聴率でもより多くの視聴者に宣伝
できるという“コストパフォーマンス”が良いことになります。
企業にとって大きなメリットですね。
反対に制作側は、タイアップCMを売り子もことにより
大口のメインスポンサーを招致しやすくなります。
コラボ商品は放送終了後すぐに売り切れとなるぐらい
売り上げ上昇につながります。
まさにwin winの取引となりますよね。
今後タイアップCMは増えるように思われます。
視聴者もCMが面白くて見逃せなくなりそうですね。