会社での業務で必要不可欠なものといえば「コピー機」ですね。
コピー機能以外にも、FAX、プリンタ、スキャン機能が
備わっているものが主流かと思われます。
その中でも、コピー機メーカー大手の1つ、
リコーのコピー機を使用している会社の方も多いのではないでしょうか。
しかし、コピー機も機械なので、
トラブルが発生してしまうことがどうしてもあります。
急いでいるときに限って…!なんてこともあるでしょう。
もちろん、トラブルの多くはコピー機の修理屋さんに
頼まないといけないものばかりですが、
中には、自分たちで対応できるケースもあるんです!
ガラスを清掃したり、紙をセットし直したりすると、
不具合が解消するケースもあります。
これらは、自分たちでもできる内容ですよね!
今回はそんなリコーのコピー機でトラブルが発生した時の
対処方法をご紹介したいと思います。
印刷物に線が入る場合
出力された用紙を取り出して確認してみると、
「あっ!画像に線が入っている!」
なんてことを経験されたことがある方も多いのではないでしょうか。
実は、一概に線が入るといっても、
状況によって原因が違ってくるんです。
ケース別に見てみましょう!
【自動原稿送り装置(ADF)を使用した時だけ線が入る場合】
業務で使用しているコピー機の場合、
ADFが搭載された機械も多いかと思います。
このADFを使用してコピーやスキャン取った時だけ線が入る場合、
「読み取りガラス部が汚れている」可能性があります!
読み取りガラスの場所は、ADFを上に開いて左側にある細長いガラスです。
こちらのガラスでADF使用時の原稿を読み取っているので、
ガラスに埃やインクなどの汚れが付着していると、
それも一緒に読み取ってしまい、画像に線として表れてしまうのです。
こちらのガラスを柔らかい布などで拭くと、
線汚れが改善することがあります。
ぜひ、試してみてください。
【ガラス上に原稿を置いて使用した時だけ線が入る場合】
厚紙や本などを原稿にして使用する場合、
ADFでは読み取ることができないので、
ガラス上に置いてコピーやスキャンをする時があるかと思います。
このケースの時だけ画像に線が入る場合、
画像を読み取る部分のミラーなどが汚れてしまっている可能性があります。
ただ、こちらはユーザー自身で清掃できる部分ではないため、
必ずコピー機の修理屋さんを呼んで対応してください。
【パソコンからの出力や受信したFAXにも線が入る場合】
上記の2パターンの時に線が入り、
なおかつ、パソコンからの出力や受信したFAXにも線が入る場合、
機械内部の主に画像を紙に転写させる部分の部品が悪くなっている可能性があります。
この場合、原因部品の清掃や部品交換を行わないと
復旧しないケースが多いので、
やはり、コピー機の修理屋さんを呼ぶ必要があります。
紙詰まりが起きる場合
紙詰まりもコピー機ではお馴染みの不具合です。
急いで印刷物が必要な時に限って紙詰まり多発なんてことも!
こちらもケース別に見てみましょう。
【用紙にダメージがあったり蛇腹状に紙詰まりが発生する場合】
毎回このように紙詰まりが発生する場合、
前の紙詰まりを取り除いた際に残った紙片や異物などが詰まって
起きてしまっている可能性があります。
特に紙片が残って詰まるケースは多く、
紙を取り除く際は紙片が残らないように
紙の両端を持ってゆっくりと取り除くようにしましょう!
取り除いた紙がビリビリと破れていたら注意です!
機内に紙片が残ってしまっている可能性が大です。
紙片を取り除くことで紙詰まりが解消する可能性もあります。
ただし、機械の高温部分に詰まっていたり、
手の届かないところに詰まってしまっている場合などは、
躊躇せずに修理屋さんに連絡をしましょう!
【紙がキレイな状態で紙詰まりが発生する場合】
今度は対照的に紙に大きなダメージは見当たらないけど、
紙詰まりが発生するケースです。
毎回同じ場所で紙詰まりが多発するケースだと、
紙を検知するセンサーの部品など悪くなってしまっているケースがあります。
部品不良のケースだと部品交換が必要になってきますので、
修理屋さんを呼びましょう!
【紙が見当たらないのに紙詰まりが発生する場合】
紙詰まりが発生して、機械の中を見てみても
全然紙が見当たらないケースがあります。
こういったケースでは、紙をセットする給紙トレイから
紙が送られていないことで起きる場合が多いです。
その原因として多いのが、給紙トレイ内の紙の後端部分を固定する
エンドフェンスと呼ばれる部品と用紙の間に隙間があると、
紙がうまく搬送できずに紙詰まりとなってしまうケースです。
こういった場合には、
エンドフェンスできちんと用紙の長さに合わせて固定しましょう!
また、これ以外にも用紙を搬送させるローラーの部品が
汚れていたり摩耗したりして起きる場合もあります。
こういったケースでは、部品の清掃や交換が必要になりますので、
コピー機の修理屋さんを呼びましょう!
まとめ
いかがだったでしょうか。
コピー機につきものの汚れや紙詰まりの不具合は、
一見似ているようで、状況によって原因が異なります。
場合によっては、自分自身でも解消するケースがありますが、
難しいまたは危険な場合は、無理をせず修理屋さんを呼びましょう。