【驚愕】北斗七星は星座ではなかった!馴染みのない星座

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北斗七星は星座の名前じゃない?意外と知られていない星座とは?

北斗七星は星座ではなかった
季節が春に近づいてくると、徐々に暖かくなってきて
心もウキウキした気持ちになりますね。

夜空で輝く星たちも季節が変わると見えるものが変化していき、
春になると、北の空には『北斗七星』が見えてきます。

北斗七星…星座に詳しくない人でも
一度は聞いたことがある名前ではないでしょうか?

小学生の理科の教科書にも取り上げられている程です。

ただ、誤解してる人も多いと思いますが、
この北斗七星は星座の名前ではなく、
星の並びの名前なんです。

『北斗七星』という星座があるのではなく、
おおぐま座という星座の一部なんです。

今日は春の夜空のナビゲーターともいえる
北斗七星をご紹介します。

なんといっても特徴的な星の並び

北斗七星は7つの星の並びです。

その名の通り、春の夜空の北の空を眺めると、
見つけることができます。

比較的明るい星で構成されているため、
都会の空でも、意外や意外、
結構発見しやすいものなんです。

特筆すべきはやはりその星の並び方で、
7つの星を線で結ぶと、神社でお清めに使用する
柄杓の形にそっくりなんです。

『斗』という漢字には単体で柄杓という意味があり、
まさに北の空で柄杓型に並ぶ7つの星ということで、
北斗七星という名前なんですね。

柄杓と聞いてあまりピンとこない人には、
フライパンとか底が深いスプーンなどで例えると、
わかりやすいかもしれません。

そんな北斗七星ですが、冒頭でも述べた通り、
春の夜空のナビゲーターとも言えるんです。

どういうことかというと、
まず柄杓の口の部分にあたる先頭2つの星を結んだ線を
そのまま5倍ほど伸ばしてみてください。

すると、北の夜空の目印、『北極星』が見つかります。
地球の自転軸とほぼ同じ方向にあるため、
この北極星を中心に、星々は回っているように見えるわけです。

今度は柄杓の柄の部分に注目してみましょう。
柄杓の部分の星を結んだ線をそのまま伸ばしていくと、
オレンジ色の星が見えてきます。
うしかい座のアークトゥルスという明るい1等星です。

さらにそのまま伸ばしていくと、今度は青白い星が!
こちらの星はおとめ座のスピカ。これまた明るい1等星です。

この北斗七星からアークトゥルス、スピカまで伸ばしていった曲線を
『春の大曲線』と呼んでいます。

このように北斗七星から色々と星を辿ることができるわけなんです!

北斗七星は『おおぐま座』の星

北斗七星は星座ではなかった
さて、冒頭でも述べた通り、
北斗七星は星座ではありません。

ちょうど北斗七星の星の並びは
『おおぐま座』という星座のしっぽの部分にあたるのです。

おおぐま座はとても大きい星座で、
全88星座の中でもなんと3番目に大きいのです。
(ちなみに1番目はうみへび座、2番目はおとめ座です)

ただ、北斗七星の特徴的な星の並び、
小学校の教科書にも載っていることから
北斗七星の方が星座名よりも有名なのは致し方ないですよね。

ちょっとおおぐま座は可哀そうにも思えますね。
星の並びも「あ、熊だ!」と思える並びで、
とても均整の取れた形の星座なんですけどね(笑)

まとめ

今回は北斗七星を紹介しました。
この柄杓型の星の並び、実は次第に崩れつつあることをご存じでしょうか?

星座を形作る星たちは、地球から見て動いているため、
形も変わっていってしまうということです。
といっても、明日にもすぐ変わってしまうわけではなく、
あと数万年間までは今の柄杓型で見えることでしょう。

数万年前も数万年後も今とは形が違う北斗七星。
たまたま、北斗七星が柄杓型に形作られている時期に
生まれて来た私たちはラッキーなのかもしれません。

そんな偶然を噛み締めながら、
春の夜空で輝く7つの星を見てみませんか?

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