プロ野球、2020年注目のFA選手は

プロ野球、今年注目のFA選手は

今年フリーエージェント(FA)権を取得した(予定の)
主なプロ野球選手は

山田哲人内野手・ヤクルトスワローズ(ランクA)
小川泰弘投手・ヤクルトスワローズ(ランクB)
大野雄大投手・中日ドラゴンズ(ランクA)
増田達至投手・西武ライオンズ(ランクB)
島内宏明外野手・楽天イーグルス(ランクB)
西川遥輝外野手・日本ハムファイターズ(ランクA)
梶谷隆幸外野手・DeNAベイスターズ(ランクB)
松永昂大投手・ロッテマリーンズ(ランクB)
田中広輔内野手・広島カープ(ランクB)

などです。

他にも数名取得可能選手がいます。また、複数年契約を結んで
いる選手は除外します。

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FAランク(A・B・C)とは?


FAランクは、選手の評価ではありませんよ。

「日本プロフェッショナル野球組織」の「フリーエージェント規約」
によって、FA選手をA~Cランクに分けることになっています。

ランク分けの基準は年棒です。

チーム内で年棒上位3人までがAランク。
4位~10位までがBランク。
11位以下がCランクと決められています。

FAした選手を獲得する際、その選手が在籍していた球団に
選手ランクに応じて人的および金銭的補償をしなければ
ならないのです。

例えばAランクの選手を獲得した場合
最新年棒の80%、または人的補償+年棒の50%を支払います。

Bランクの場合は
最新年棒の60%、または人的補償+年棒の40%を支払います。

Cランクの場合は補償がありません。
(いずれも初めてのFA行使の場合)

FAで流失してしまった球団に対して、せめてもの“お返し”という
ことでしょうか。

残留か移籍か権利行使しないか


気になるFA選手の動向ですが、FA権を行使するかしないのか
憶測が飛び回っていますね。

水面下では「ストーブリーグ」が始まっているのでしょう。

あくまでも“噂”レベルの話ですが

ほとんどの選手が行使しそうですね。
行使したうえで残留か他球団へ移籍することになるようです。

西川選手だけはメジャーリーグ志向が強いので、行使しないで
ポスティングまたは来年の海外FA権を待つことになるかも
しれません。

選手のプロフィール

注目される4選手のプロフィールを簡単に紹介しましょう。

山田選手 28歳 推定年棒4億8千万円 兵庫県出身
「ミスター・トリプルスリー」といわれるように打率・長打力・
走力にズバ抜けた選手です。
メジャーリーグでも注目された選手ですが、ここ数年好不調の
波が大きいのとケガが多いので、国内移籍を選択しそうですね。

小川投手 30歳 推定年俸9千万円 愛知県出身
新人王としてデビュー以来“ソコソコの”成績をコンスタントに
あげていましたが、今年「ノーヒットノーラン」を達成して
一気に注目が増しました。

大野投手 32歳 推定年俸1億3千万円 京都府出身
ここ数年で才能が一気に開花し、今年は最優秀投手の称号を
手にしてもおかしくない成績を残しました。
大のタイガースファンですが、ドラゴンズに愛着があるようなので
移籍はビミョーなようです。

西川選手 28歳 推定年俸2億円 和歌山県出身
走攻守三拍子そろった切り込み隊長です。
メジャーリーグ志向が強いので、今年ポスティング申請を
するのか注目されています。

FAはセカンドチャンス。さらなる活性化を

プロ野球はFA制度が導入されるまでは、一般企業のように
「終身雇用」的な面がありました。

活躍してもそんなに年棒が上がらない。成績が落ちれば引退
する選手が多かったですね。

プロ野球界を“活性化”し、選手の活躍の場を広め、活躍に見合った
年棒を獲得する目的で1993年にFA制度が導入されました。

この制度によって選手たちは“頑張れば大きなものを手にできる”
と、夢を持つことができたことでしょう。

また、所属球団で結果を出せなかった選手が、FA移籍によって
輝きを取り戻した例もたくさんありますね。

プロ野球選手になるときは、ドラフト制度によって職場選択の
自由がありません。

FA制度は「活躍したい職場」を選択できる良い機会を与えて
くれるのではないでしょうか。

ただ、メジャーリーグではFA権取得は6年です。
日本の9年前後というのは長すぎるとの意見もあります。

最短で高卒28歳、大卒で30歳となりますね。

この年齢はアスリートにとってピーク時か、少し過ぎてしまった
時期だと思われます。

もう少しFA権取得までの期間が短くなってほしいと思うのは
私だけでしょうか?

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